ガーデンサウナ蒲田 (カプセルイン蒲田)
カプセルホテル - 東京都 大田区
カプセルホテル - 東京都 大田区
人生で初めて「オニイサン!マッサージ!」と言われたのは確か18歳の時の中野だっただろうか。東京に出て来て衝撃を受けた。
もともと老け顔だから、高校生の時から学ランで歩いてたって中洲で客引きに捕まるのなんてザラだったし、そもそも高校生の分際でそんな時間に中洲にいるんだから、まあ捕まってもしょうがないと思うんだけど。
それなりに分かりやすい言葉で、キャバクラとかオッパイとか、客引きってのはそういうもんだと思っていた俺にとって、外国人のおばちゃんがカタコトで、しかも「マッサージ」だけに誘ってくるのは意味不明だった。
いや、気づいてはいるんだろうけど、とにかく俺には必要がなかったんだ。外国人のおばちゃんに全てを委ねるには、俺はまだ若すぎたし、経験値も少なかった。
とにかく、それから9年(!)経った今でも結局経験値が少ないまま、客引きのおばちゃんを振り切って蒲田の街を歩いていた。
ここに辿り着くまでも紆余曲折あって、とにかく1日一生懸命働いて、今日は彼女が家にいないから、出来る限りの悪いことをしてやろうと思って、一路蒲田へ向かったはいいものの、高校時代の友人からヘルプ電話がかかって来たので、一度蒲田まで来ておきながら、目黒まで別の友達を呼びに走って、蒲田に戻りやっと浴室の人となったのである。
迷惑だけど、どんな出会いもどんな出来事も一期一会。更衣室で服を脱ぐなり、あのう、と話しかけられたのは自販機のボタンを押し間違えた彼。牛乳をもらってくれませんか、と言われたので、いくらか安く買わせていただく。いろんなお風呂行ったけど、初めての経験ね。蒲田、怖いところだと思ってたけどいいじゃないと思った矢先、浴室から奇声が聞こえる。
どこで服を脱ぐのか、脱いだり着たり照れながら地下へ降り入浴。浴室から奇声が聞こえる。
浴槽の種類は少ないけど、とにかくデカくて嬉しい。ロウリュサウナから出て来たお兄さんの汗に、ステンドグラスが反射して色とりどりの肌になってて綺麗だ。
俺が求める「大浴場」ってこういうこと。必要最低限の、それでもどでかい風呂。そんでたまに奇声が……それはいらないか。
最近ロウリュにハマってるから、嬉しいロウリュサウナで3セット、もちろん高温サウナも忘れずに。
どっちが自分にいいか考えてたけど、難しいね。どっちも気持ちいいんだもの。
でも擁護できないくらい奇声がうるさかったね。結局奇声ラッシュは1グループだけで、彼らがいなくなると静かになった。
今度は静かな時に来ようね……最高だったから。
5分→水30秒→ねころび
7分→水1分→いす
高温7分→水1分→ねころび
8分→水30秒→温水30秒→ねころび
男
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