大曽根温泉 湯の城
温浴施設 - 愛知県 名古屋市
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文中に妻とか子供とかの家族が出てくると、ほっこりしがち。
年末に向けて慌ただしさを一層増す日々。加えてクリスマスというイベントがある者の胸を踊らせ、またある者には憂鬱をもたらす。そんな俗世から離れ、自分を含めた周囲を客観視したくなりこちらへ。
おれは運を持っている男。何の情報も得ていなかったが回数券が安いということで手がのびる。
しかし、正直いつまでここに来れるかはわからない。
というのも、なんと今2年程ねんごろな女性から「結婚しないなら別れる」という宣告を受けている。そう、時期的にタイムリミットはクリスマス。場合によっては結婚して住居を変更することとなる。
しかし実はおれはこれを実行するとなると2度目の結婚。なかなか勇気というか決意というか、決まらないものである。
まだこの人を伴侶として残りの人生を共に歩むことを決めきれずにいる。
場合によってはまだ何度も回数券にお世話になるだろう。
とりあえずチンパンボーイとなり何も考えず回数券を手にした。この状況、落ち着いて客観的に見るにはサウナが必須。
ルーティーンの段階で気づいていたが、本日は割と空いている。みんなおれに気をつかったか?すまねえ。
というわけで心と共に体も清め、早速1セット目。心を落ち着かせようと思い来たが、なんだかやっぱり頭は前述の件に傾く。それならいっそ、汗を流しながら考え事をしてみよう。
熱い部屋で時間も忘れて今後の展望を考える。おれのようなバツイチという十字架を抱えた漢とも言えぬような雄を愛してくれる女性を逃すのか。
おれのような人間を伴侶に選ばせるべきなのか。おれはこの女性と一生を共に歩む関係性を築けてきたか。
答えは出ない。でもサ室を出る。
"こんなこと"と言ってはなんだが、サウナで答えがすぐに出ることはなかった。
結局決断するのは自分である。そしておれはおれを幸せにする責任がある。
水風呂を経て畳に寝転んだ瞬間、何も考えずに済む時間が訪れる。
おれはここを手放したくはない。
2セット目の21時のロウリュを受け、体でお好み焼きを作れるくらいになったとき、再び畳の境地へ。
どんな状況でもおれを優しく迎え入れ、そして時には成長をさせてくれたのとは??
そう、この畳である。
ようやく気づいた。つまりおれが出す答えはただひとつだろう。
おれを育ててくれたこの場所を去り大人になるのか、はたまた育ててくれた存在を尊重するのか。
決心したようなことを書いたが、実はまだ決断できずにいる。
物語であれば、続編に乞うご期待であろう。おれの未来に幸あれ。
Naoさんありがとうございます!酒を飲みつつ明るい未来を想いながら書きました!
名文すぎます!!笑 続編期待してます!!
嘘つきサウナーさんありがとうございます!おそらく次のサ活投稿で結果がわかります...!
ネタじゃないんですよ~これが!じっくり考える時間がほしかったです...
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