【閉店】そしがや温泉21
銭湯 - 東京都 世田谷区
銭湯 - 東京都 世田谷区
再訪。
14時の開店とともに入館。
コロナ対策の為、サ室の定員は5名だ。
ゆっくりと身体を洗い黒湯に浸かる。
さてサ活スタート。
のはずだったがいきなりのサウナ待ち。
4.5分待って待望のサ室へ。
薄暗い94℃のサ室は少し昭和の香り。
歴史ある温泉旅館の匂いとでも形容しよう。
下段は少し物足りないのだが、いざ上段に座れば汗が吹き出る。
上段は2名しか座れない。
12分を過ごすと20℃位の水風呂に浸かってから外気浴。
そしてお決まりのプールに浮かぶ。
これがここでのお楽しみだ。
とにかく無となり浮かぶ。
この瞬間だけの為にここに来ていると言っても過言ではない。
土曜日だが客はそれなり。
しかし定員5名のサ室は毎回サウナ待ちだ。
大浴場のテレビでは全日本体操選手権が流れている。
そして聴こえてくるお爺さんの怒声。
「クソ、クソ、自分勝手な奴等だ。このコロナ禍でオリンピックなんて目指しやがって。クソ、クソ、政治家もオリンピックもクソだクソ。」
叫んでいる。
「クソ、クソ、クソ!!」
叫んでいる。
コロナを気にするのであれば、
まず貴方が叫ぶのをやめなさい。
貴方は今、文字通りの「クソ」ジジイだ。
私は心の中でクソジジイと言ってやった。
外気浴をしているとプールでは若いお父さんと4歳くらいの女児が楽しく遊んでいる。
平和だ。
私は微笑みながら親子を眺めていた。
私も息子といつか銭湯を訪れたいものだ。
その後も外気浴をしたり、プールに浮かんでいると親子は楽しく遊んでいた。
私は微笑みながらその光景を眺める。
その繰り返し。
若いお父さんはたまに私を横目でチラリと見てくる。
どうやら、私は少し不審者に思われている様だ。
最初は多分子供好きなお兄さんなんだなーっと好意的だったと思うが、外気浴の度に微笑みながら女児を眺める男性。
立派な変態だ!!
最初に一言言っておくべきだった。
「私にも息子がいましてねー。まだ2歳なんですけど。早く私も息子と銭湯に行きたいんですよー。」
って。
私は女児を微笑みながら眺めるお兄さん。
私はただの変態だ。
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