湯の泉 東名厚木健康センター
温浴施設 - 神奈川県 厚木市
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息子が2歳になった。
私はその記念すべき日に息子をネズミーランドへ連れて行った。
しかし、息子はいつでもママっ子だ。
そんな息子をまずはカリブの海賊へ乗せる。
案の定大号泣だ。
息子はパイレーツオブカリビアンを大号泣で筆下ろした後に一目散に私に駆け寄って来た。
感動だ。
ついに息子が私に抱きついて来る。
っと思った矢先、息子が私の目の前でシザースフェイント。
その様はまるで往年のルイ・コスタ
そして華麗に私を交わしママの元へ飛びついた。
息子は言った。
「ママじゃない奴!!」
そうだ私はママじゃない。
パパだよ。
君のパパなんだ。
息子は私に追い討ちをかける様に言う。
「ママじゃない奴!!」
息子が話せる言葉は僅か2ワード。
・ママ
・ママじゃない奴
悪意しか感じない。
ママじゃない奴が言えるならパパの一言が言えるはずだ。
私は世界の中心で愛を叫んだ。
ミラコスターーー!!
傷心の私は2万歩を夢の国で歩きAKCに辿り着いた。(浅草から高円寺を歩くと2万歩位です。距離にして15km)
雨上がりのAKCは珍しく人がまばらで外気浴チェアーは座りたい放題。
心も身体も疲れ果ててるせいか、97℃の熱波がとにかく重い。
メイウェザーのパンチの様だ。
さながら私は那須川天心。
バンダム級の私に熱波という重いパンチが次々と襲い掛かる。
足元がおぼつかない。
私はまるで産まれたての小鹿の様。
そんな苦行をどうにか5セットをこなすと、私の目の前に現れたのは幼馴染のY太君。
ノスタルジックだ。
ラッコはいつでもノスタルジックかつセンチメンタル。
彫りが深くまるでハリウッドスターの彼は間違いなくY太君だ。
しかし、少しだけ私より老けている様な気がする。そんな疑念がグルグルと私の脳裏を過ぎる。
いやしかし、海外のサッカー選手は30歳前後になると皆なかなかの貫禄だ。
特に白人の方は産まれた時を頂点に後は老けていく。
ハーフ顔のY太君は恐らくその原理にあてはまる。
彼はY太君だ。間違いない。
私は意を決して話かけた。
「久しぶりイッチー!!」
通称Y太君「すいません。人違いじゃありませんか?」
センチメンタルジャーニーだ。
外気浴が全然気持ち良くない。
この不穏な時間が永遠に感じる。
私は宇宙へと旅立った。
無重力の世界。
快感だ。
とにもかくにも快感だ。
再見(文字数制限)
奇遇ですね、私も今さっき同じような経験をしました…(人間違い)あぁ恥ずかしいもう一緒にとびましょう🚀
待ってました! 毎回笑いを堪えるのに必死です🤣
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