サウナの梅湯
銭湯 - 京都府 京都市
銭湯 - 京都府 京都市
サウナ評価:⭐︎3.2/5.0
行ってきましたよ、京都の銭湯巡り。
このプチサ旅の締めくくりにもう一つだけ、行っておきたい。そう思い、足を運ぶ。
まるで森見登美彦さんの小説から飛び出したかのような銭湯だが、銭湯再建で有名な銭湯活動家 湊三次郎さん率いる「ゆとなみ社」伝説の始まりの銭湯である。
詳しくは「ゆとなみ社 湊三次郎 梅湯」等で検索してみて頂くとたくさんの記事を見れられるだろう。
外観はレトロ感。中もレトロ感。とにかくレトロなわけだが、それだけではない。
継業として、廃業寸前の銭湯を若き湊さんが引き継いで以来、さまざまな孤軍奮闘があったに違いないがそれを経て5年以上継続していることがすばらしい。そこここに色んなアイデアを感じる。サウナマットに100均のジョイントマットが使われていたり、電子マネー対応してたり、グッズ、そして梅湯新聞。梅湯新聞は本当に素晴らしいアイデアだなと思った。お風呂に入ってる時って実はやることがなくてああいうものが展示されてるとつい読んでしまう。そこにスタッフの皆さんの色んな話が書いてて就活の話や、好きな音楽や、映画、今売ってるものやそんな身の上話が書かれているととても親しみを持つ。
ただ一方でいろんな苦労を注意書きから感じた。お客さん同士の争いを諌める注意や、お風呂の使い方の注意。京都なので日本語だけでなく多くは英語も併記。まさに、グローカルな銭湯。素晴らしい。
やはり私たちがこの先ずっと残したい文化ってのはあって、それを引き継いで若い人が若い人のアイデアでより良いものにしていく。そんな渦中に今自分はいるんだと思うとなんだか感動してきた。オリンピックもそうだけど優れていること以上に奮闘する人を見て人は心が動くものなのである。スマートでも器用でもない、手づくりだらけだけど、でもサウナや銭湯に負けない銭湯を残したいその情熱というものをそこここに感じて心打たれてサウナに入りながら感動で涙していた。歳をとると涙腺がゆるすぎる問題。たぶん向かいにいた人に気付かれてないと信じたい笑。
歩いた距離 3km
男
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