男澤

2021.03.08

1回目の訪問

夕方過ぎて、サウナいきたくて仕方ないので仕事の帰り途中に訪問することに。若い頃はよく出かけた街だ。日ノ出町から向かう。夜も深くなり、大岡川を渡るとラブホテル街の脇に異国の女性がチラホラ。「お兄さん、遊ぶ?」というラブコールを振り切り、さらに無理案内所や風俗店の呼び込みにも耳を傾けず、ひたすら早歩きで向かった。ちょっと石鹸の甘いにおいのする通りを歩くと、脇道に利正館はあった。マジ?こんなところにあるんだ?という立地。まぁ地元の妙齢の男性なので、何回も通ったであろう通りの脇道にあった。これはかなり衝撃を受けた。きっと日本屈指のディープな場所にある銭湯。住宅街や郊外のスーパー銭湯などとは程遠い。
話が長くなったので、本題へ。
ロビーに入ると、女性の店員さん。大人しめな女性で声がおしとやかで金額が聞きとれず、多く渡してしまったが、ちゃんと返金。いよいよ、浴室へ向かう。
着替えてると中から、パンチのきいた兄貴たちが数名出てくる。少し弱気な虫がチラついたが、ここまで来たら、ビッとしようと思い、ケツの穴を引き締めて中へ。
浴室内はレンガの壁と床のタイルでとにかくレトロ。昭和テイストでもあり、大正ロマンも入ったつくり。もともとはお金をかけたんであろう感じがする。早速黒湯に入りたかったのだが、スキンヘッドのイケメンな兄貴が門番みたいに入口に座ってたので、通常のお風呂に入る。そして、数分後奥にあるサウナへ。中はカラっカラ、これは熱いぞという佇まいがすぐ感じられた。美川憲一の歌が終わりかけた頃、着座。誰もいない室内で、神戸の街を歌う曲が流れる。坂道がどうのとか、港のワードが散りばめられ、そうここ横浜と共通点多いとか自問自答していると汗がほど走る。うーむなかなか熱いけど、これは良いセッティングだと。温度は分からないけど100度はありそう。そのあと別れ話的な歌を聞いて、女心が少し学べた束の間、熱さ限界で退出。水風呂の水で体を流し、水風呂イン。
水道の蛇口から降り注がれた水風呂。なんとも気持ちいい。早速整った模様。
その後もアチアチなサウナと、ファンキーな選曲で半笑いな表情しながら、サウナをプラス2セット。それにしても昔の歌謡曲はレベル高し。歌詞に「酒とお前がいればいい」とか「親父譲りの太鼓のバチ捌き」などストレートで魂こもったハードコアなリリックが胸に突き刺さりまくり。ストロングな熱さと偽りのない横浜の名水がカラダをバサッと抱きしめてくれた感じです。うまく言えませんが、一見無愛想だけど、仕事は真面目にこなす職人さん。そんな昭和気質なサウナと言っていいような。いろんな意味でパンチのきいた、最高なサウナでした。たまに行きたくなる癖になる感じです。

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2021.06.24 18:56
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男澤 男澤さんに5ギフトントゥ

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