2020.08.22

1回目の訪問

【サウナの聖地へ】
その地から帰った信頼できる情報筋が意味不明な供述をしていた.
"世界と一つになる" "身体が溶ける"
なんとも宗教まがいだ(人間の身体は基本溶けない)
好奇心と懐疑心が交錯した場所というのが率直な聖地への印象だ.

だが今週の大阪は暑い暑すぎる.
なんやかんや聖地を聖地たらしめる所以を知りたいという欲求が勝り,遂に静岡へ赴いた.

【香り】
ロッカーの番号で振り分けられたタオル置き場にバスタオルを寝かせ,浴室に入った途端に鼻をつく薬草の香り.

たまらんち!!!

僕は訪れる銭湯やサウナでも嗅覚に訴える要素を大切にしている.目に見えない場の雰囲気を作り上げることに加え,水風呂の後の休憩時間での頭の抜け方に大きく作用するからだ.
薬草の香りはとてもちょうどよい塩梅で浴室に浸透していた.しつこさがない.
何よりこの漢方のような匂いが僕は好きだ.

【サウナ】
フィンランドサウナは対流式.ロウリュウは実施されていなかったが,お構いなしの発汗である.
1分もすれば全身から汗が噴き出す.
身体を痛めるかのような熱さを伴わずとも,緩やかに身体が火照っていく.
一方で,となりの薬草サウナは灼熱だ.漢方の熱気が地面から吹き出している.頭がクラクラする.
僕は"とんでもないの量の健康"が充満した部屋に押し込められているのだ.圧倒的自己効力感に包まれる.
この後めちゃくちゃ健康になった.

【水風呂、ここは母なる大地】
そして天然の水風呂へとダイブである.
数多のサウナーを狂わせてきたとか.
脚をそろりと浴槽へ運び水へ浸す.
ミネラルをたっぷり含んだ軟水が身体に沁み入ってくる.(いろはす等との比較表あり)
全身を沈めると身体がふわつく.
なんだこれは.
物言わぬ皮膚が「美味しい」と叫んでいる.
身体がとろけていく.

己と大地の彼岸,そこを隔てていた川の水は,しきじの天然水だったようだ.

否,我々はいつも大地と共にある.
それに自覚的であるかどうかなのだ.
しきじの天然水は,僕にそんなことを気づかせてくれた.

そこからの記憶は曖昧だが,僕は8回転ループ(夕方,深夜,早朝)を決めたようだ.身体の構成要素の6割,"すなわち全ての水分がしきじの聖水に入れ替わったことを"直観"した"ので施設を後にした.

see you しきじ.

長々書きましたが、しきじは最高です.入口からパキッと男湯/女湯が分かれてて休憩室も完全に独立してて,いい感じです.
僕は唐揚げ定食をビールで流し込みましたが,各々適当に優勝してください.
ありがとうしきじ.

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