木刀2

いつものお盆中における僅かな隙間時間に、
よくあるスーパー銭湯のサウナに飛び込んだつもりだった。

座面の広さ、湿度は良好。

15.5℃の水風呂は計測に誤りがあるのか、水流が無いのか、水質が良いのか、どうしてか永く浸かれるものであった。

マナーというか、他人への配慮が足りぬ先人達の所作も最早愛すべき要素と消化できるだろう。

総じて満足度は高い。

なんとも言えないロッカースペースの健康ランド香に蓄積された全身の力みが解放される。
あ〜これだ〜 のやつだ。

サウナ水風呂は驚くほど良くなっていた。
むしろエクストリーム領域のスペックだろう。

強烈な熱量にこの後予定されているロウリュ。
脳裏を過ぎるのは『辞退』だった。

育てているのか、寝かしているのか、なんなのか、露天風呂周りに撒かれた庭石に目を疑った。

ペンギンルームの岩塩に突き刺さる館内唯一のヴィヒタも謎だ。

常軌を逸したスタッフがドコカにイル。

強いて言えば、
サウナ専用オーバーヘッドシャワーの水圧がもう少し高いと嬉しい。

時間をかけて隙間なく大量に積まれたであろうサウナストーンにikiストーブからの悲鳴が聞こえる。