湯処 ゆの花 (長湯温泉 かじか庵)
ホテル・旅館 - 大分県 竹田市
ホテル・旅館 - 大分県 竹田市
サウナ:8分 × 5
水風呂:1分 × 5
休憩:10分 × 5
合計:5セット
一言:
【豊肥サウナ行脚④(最終回)】
昼食を取った後、本日のメインで狙っていたこちらの施設へ。
実はここ、数年前に来ていたが、その時は炭酸泉にハマっていたのでサウナには目もくれていなかった。構造とかを見て何となく以前来たことを思い出しながら浴場に入場すると、薄荷の爽やかに鼻を抜ける香り。これで完全に思い出した。「何か変わった温泉だな」と当時は思ったけども、アロマ水の香りだったのね。
洗身して早速サウナへ。ストーンの乗ったストーブに、アロマ水を入れた桶。壁面にはセルフロウリュとは何ぞやという説明書きが貼られていて、「日本でセルフロウリュが出来るサウナはここと大阪のニュージャパンのみ」との記載が。昨今のサウナブーム下では考えられないような内容だが、それだけここの施設が先進的な取組をしているのだと。
アロマ水をひとまわし、ふたまわしと掛けてみる。人の出入りがあると90℃を割ることもあるが、セルフロウリュして暫く戸の開閉がなければ温度は戻っていく。それにしても、ここは発汗が凄い!全てのセットで10分持たず。
水風呂は炭酸泉を利用したもの。チラーで冷やしているのか、本来温めな源泉がしっかり冷たくなっていて、気泡に包まれるのを感じながら冷却される。
外気浴のスペースは少なめ。昼時に行ったのでサウナ自体もソロで利用できる時間帯が多く、不便は感じず。
露天風呂は源泉をそのまま流しているが、これまた元が温めなため外気に触れた湯はもはや水風呂に近いもの。あれ、さっきの御前湯と同じだな?まったり外気も感じながら水風呂に浸かりたい方にはオススメ。
サ室自体、環境音楽のBGMが流れているだけでとても集中できるものであった。セルフロウリュは最近珍しくなくなってはいるが、人気施設では人の行き来が多く中々一人で集中してというのは難しい。ここの施設であれば、思う存分セルフロウリュでアロマの広がるサウナを楽しめるのではないかと思う。
昨日のリビルドサウナで一緒になった方が「大分は温泉は充実している反面、サウナが軽視されている」と言っており僕自身も同意見であったが、若干考えが変わった。大分はサウナとして作られている施設が少ないだけで、他地域にあるようなサウナ専門の施設では味わえないような自然を活かしたサウナが埋もれているのだと。ウェルビー福岡の森のサウナで場所取り合戦に巻き込まれるくらいなら、かじか庵で静かにロウリュサウナを楽しむ選択肢を追加した方が良いのかも。今回の行脚により、サウナを楽しむ上での新たな視点を発見でき、非常に有意義な活動となった。
男
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