ともちん

2020.11.23

1回目の訪問

2004年の冬のソナタをきっかけとした韓流ブームから早14年。五輪4回分の期間を経てもなお若い女性が賑わう新大久保駅。若い日本人ならず韓国系、インド系、タイ系など様々な人種が行き交う人種のるつぼ。

その新大久保駅から徒歩1分のひっそりとした路地に佇むサウナ。左右に並ぶアジアン料理の店に魅了されて、あわや気づかずに過ぎ去るところだった。

やや怪しい外観に薄暗い店内。
恐る恐る入ると赤髪の女将が笑顔で迎えてくれた。AMは1200円と割安で少しお得な気分に。

ロッカールームは高校の部室のように年季が入っている。細いロッカーに服を押し込み、そそくさとにタオルを持って風呂場まで急ぐ。
風呂場の前にはタオル置き用の棚があるのだか、それぞれの棚には山手線の駅名が書いてある。私は大好きな鶯谷を選び、愛するバスタオルをロッカーに置きお別れをした。

相棒のハンドタオルを片手に、まずはシャワーで身体を清める。洗礼者ヨハネがヨルダン川で行っていた浄化儀式のようなもの。サウナに行きたい気持ちを落ち着かせつつ、シャンプーで髪を洗う。そういえば最近抜け毛が増えてきたのでAGAに通ってみた。毎月1万円の薬代という代償の代わりに得たのは全身の産毛だ。まだ2ヶ月しか経っていないが発毛を実感している。薄毛男性は是非AGAを検討してみてほしい。

身を清めた後は、湯船で身体を温める。湯温は40℃。スポーツ選手でいうところのアップトレーニングだ。この湯で「今日は何SAPにしようか、何分入ろうか」などイメトレを念入りに行う。それ通りにいった試しは無いが。

いよいよサウナへ。暖色なライトが灯ったサウナに入ると、どこか懐かしい古めかしい香りがする。やや香草の香りも混じっているように感じる。

座る席はもちろん上段へ。雛祭りでいうところのお内裏様、アメトークでいうところの若林といったところであろうか。彼らのように気品と尊厳、ユーモア、シュールレアリズムを持ち合わせた感性でサウナを楽しみたい。

サウナの温度は95℃とやや高いぐらいの温度だが、一般的なサウナより湿度が低いのか、やや暑く感じる。6分ほど入ると汗が吹き出し、8分で堪らず出てしまった。プロサウナーの方は笑うかもしれないが、無理な我慢は心身に良くない。何事もほどよくが大切なのだ。

サウナの出口すぐ横に、3-4人用の小さい水風呂がある。温度は15-6℃ぐらいでキンキンに冷えている訳では無いが、ほどよい冷たさだ。2分ほど浸かっていると、外からJR山手線の列車の音がし、まさにここは都内の喧騒の中に佇むオアシスだということを改めて感じさせられる。

(書ききれないので続く)

ともちんさんのサウナセンター新大久保(旧サウナホテルニュー大泉 新大久保店)のサ活写真
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