福の湯
銭湯 - 東京都 新宿区
銭湯 - 東京都 新宿区
「あるのに着けない」ハリーポッター状態の迷宮の果て、
それが目白のかわいい銭湯・福の湯。
路地……というよりひとんちの入口のような小道の奥に、
こじんまりと手入れの届いた花壇とガラス戸。
イメージとしては「お洒落なおばあちゃん」みたいな建造物で、
随所に遊び心もあるので現地で見てもらいたい。
サウナはボナ。追加料金は驚きの200円のみ。
番頭さんから借りたタオルを「口に当ててね」とご指導あり。
90-92℃のカラカラ系なベンチ1列(マット有)。
ほの暗く静謐なサ室奥には砂時計置きの小窓があって、
脱衣所のにぎやかな明かりや人のちらほらが映ります。
まるでちいさなテレビみたい。ほっとします。
ちなみに独占だったので、思う存分、寝サウナしました♡
水風呂や休憩椅子はないので、
2台の立ちシャワー(カランより冷たい!)と、
洗い場座りでご休憩を。
わたし的に編み出した「冷却法」は、
キンキンの立ちシャワーで濡らしたタオルを
カラン前に座って、首〜脇の下に掛けて休むこと。
気加熱の効果でけっこうじんわり、ととのいます。
ペンキ絵もタイル絵も置くことなく、いさぎよく
真っ白に塗りこめられたレトロな高い壁が、
浴室を明るくモダンに照らします。
お土地柄(目白〜落合の邸宅街)もあるのか
おしとやかな常連さんたちの所作にもほっこり。
迷路の果てにあったのは、
「秘密にしておきたい」ワガママ感じる名湯でした。
女
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