dai_shi

2019.06.23

1回目の訪問

ついに聖地へ

前日の夜からさわやか欲が沸々と湧き上がり、車を南へ走らせた。
禁断のWハンバーグでオニオンソースと塩胡椒の二味を堪能し、腹ごなしに久能山東照宮の石段を登ったことを少し後悔しつつ、たどり着いたサウナしきじ。

浴室に入るやいなや、強烈な薬草の香りが鼻を刺した。

まずはフィンランドサウナに入った。フィンランドと名はついているものの、実態は110度超えの日本古来の昭和ストロングスタイル。しかし湿度は十分あり、1分もしないうちに発汗する。最初は様子見で下段にいたが、しばらく入っていて下半身の暖まりがイマイチに感じたので、上段に移る。

水風呂のレポートの前に、薬草サウナを。とにかく焼けるように熱い。暑いではなく熱い。床のマットも炎天下の砂浜のごとく熱せられ足をつけられないので、みんなあぐらをかいている。時折下から湧き出す湯気が身体に当たるとさらに熱い。ここまで来ると発汗するだけで爽快感を覚える。
フィンランドと薬草、それぞれ交互に入った。

いよいよ水風呂へ。ファーストインプレッションは、肌を包み込むような触感。そしていくら動いても羽衣が脱げない。いやむしろ羽衣の中を動いているような感触。今まで意識したことのない水の柔らかさを感じることができた。しきじ名物天然水の滝に打たれれば、ぶつかってくる水の塊の柔らかさにより一層心地よさを覚える。
そこで初めて水風呂に入った子供の頃を思い出した。サウナは入っていなかったが、体温が高く、普通の浴槽でもすぐ身体が火照って、水風呂の快感を早くから覚えていた子供だった。その時の快感を聖地にて再び呼び起こすことになったのだった。
決して冷たさを売りにしている水風呂ではない。冷たさとは別ベクトルの気持ちよさがここにはある。自分の中の水風呂に関しての価値観が覆されるひと時であった。

休憩スペースではみんな恍惚の表情だった。ここまで幸福感に溢れたサウナは見たことがない。
独特の香り、水の味、焼けるような刺激からの水の癒やし、溢れ出る滝の音、透き通る水の青、五感で感じるサウナ体験だった。

サウナ:6分
水風呂:3分
休憩:5〜10分
×4セット

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