宮下湯
銭湯 - 東京都 豊島区
初めて降りた巣鴨駅。最初に行こうと思っていた施設とは反対側に、オススメされた銭湯がある。
スマホの充電ケーブルの接触が悪くてスマホの充電が切れた。
駅前の地図で宮下湯さんの位置を確認。この道を、まっすぐ。三つ目の角を、曲がる。
ある？ほんとに？と歩を進めるとさり気ない看板と「みやしたゆ」の文字。小さな地下へ降りる階段。地下にあるんだ！嬉しくてとんとん降りていく。
500円＋サウナ200円。ピンクのバスタオルと、白いタオルを貸してくださる。宮下湯オリジナルハンドタオルがあるのかぁ、と思って拡げると「伊香保温泉〇〇」の文字。微笑む。
身体と頭を洗う。炎天下を歩いて火照った身体を冷やすために、水風呂の水を手桶で足にかける。
え？と声が出そうになる。気持ちいい。
そのまま水風呂に浸かる。
えっ、えっ、気持ちいい。どうしたんだろうこの水風呂は。
水温は15℃、刺すような冷たさがなくて、水滴を全部やすりがけしたんですか？というようなやわらかさとまろやかさ。水質なんてわからないよ、冷たいか冷たくないかしかわからない、と思っていた私の頭が混乱する。15℃は冷たい、ここは冷たいけど冷たくない、やわらかい。ずっと入っていられる。包み込まれるみたい。
サウナ室は終始貸切。テレビなし、無音で静か。砂時計で時間をはかる。壁には手書きで「譲り合って笑顔で」という貼紙。なにかがあるんだろうな、と思わせる。
3セット、水風呂長め。お風呂もとにかく水がやわらかくて気持ち良い。溶けそうになる輪郭を必死で堪えて、ずっと浮かんでいたい気持ちを抑えて、あがる。
いやぁ、帰りたくない。。
女
-
90℃
-
15℃
2
23
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夜分遅くにすみません、偶然拝見させていただいております。この“水滴を全部やすりがけ”の表現がなんとも素晴らしく、改めて言葉の面白さをみました。気になっている施設多々あり、参考にさせていただきます。Rock 'n Roll!!
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