たらゆ

2022.01.29

1回目の訪問

「えっ、大きな民家じゃん」表札に「田辺」って、書いてあるじゃん、と口々に言いながらやって来た田辺温熱保養所。
男女に右と左に別れる。優しいお店のお姉さんが「ここにあなたの場所を作っておくね」と毛布を敷いてくれる。
そこは休憩場所で、どうやら「3回くらい蒸されたら、服を着てこっちで寝転がるといい」とのこと。
大きなやかんから小さめのやかんに番茶をたっぷりと注ぎ移したお盆と湯呑みをいただいて、脱衣所へ。
扉をあけると、木の大きな樽。
「教えてください」とお願いして、常連のお姉さん方に入り方を教えていただく。まず体をかけ湯でさっと流す。化粧は最初に落とす。タオルはかけ湯で濡らして持って入る。
大きな樽には体を折り曲げて入る。両手を伸ばせないくらいの狭さ。スチームと暗さでなにも見えない。みっちり入れば4人、でも今は2人までとのこと。
薬草のいい香りに包まれて、何分間か立ち尽くす。立ってはいるサウナ(蒸風呂)は初めて。

出る時、中に人が残っていれば扉を閉める。
人が居なければ、蒸気抜きのために扉を少しあけておく。
次に入る時、扉が閉まっていたら軽くノックして入る。あいていたら中はからっぽ、だけど熱くなりすぎたときに開けっ放しで入っている人もいるからケースバイケース。
昔は薬草の配合が今とは少し違ってもっと癖があった、常連さんはその香りが懐かしい…というようなことを、仰っていた。
私は今の香りしかわからないけど、あまりにも好きな香りで、どうやってこの香りを脳内にとどめておこう、と考えていた。

軽い休憩は浴室内のござの上にタオルを敷くか、イスの上にタオルを敷いて休む。
3回くらい繰り返したら、体をぬぐって服を着て、さっきの毛布の部屋にもどってゆっくりする。おやつを食べてもいいし、寝てもいい。お茶を飲んでもいい。入りたくなったらまた、戻る。
この感覚は、平和島の岩盤浴ロウリュであたたまってからサンデッキに寝転がって休む感覚に近い。水風呂で急冷するのとは違うきもちよさがある。

こんなことを、やさしい常連さんが口々に教えてくれる。新しいお客さんが来たら、また教えてあげている。

すぽんとかぶるだけのワンピースを持っていくと便利。
とにかく気持ちいい。香りに全身包まれて、心地よい蒸気に全身をしっとり覆われて、体がすっとかるくなる。番茶をのむとき、鼻の穴の中に残った薬草の香りが番茶にあわさって、なんともいえないいい香りの飲み物に思える。天国で飲む番茶だと思った。

これも初めての経験だったんだけど、普段「あまみ」は腕とかふとももに出るんだけど、ここでは太ももの付け根部分だけにものすごくハッキリと出た。

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トントゥとは?

2022.01.30 17:26
1
たらゆ たらゆさんに37ギフトントゥ

こちらも以前から気になっていたのですが、たらゆさんのサ活を読んで、絶対行きたい!に気持ちが変わりました😊✨
2022.01.30 23:31
1
エイミーさんのコメントに返信

エイミーさん、ありがトントゥ! お店のお姉さんもすごくやさしいし、常連さん方の中部地方の訛りのトークも面白くって、いっぱいいろんなこと教えてもらえて楽しかった!なんとも言えない薬草の香りが忘れられません♥️ぜひぜひオススメです♥️
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