フロロ=ルシルフル

2024.02.10

7回目の訪問

東京着即サ錦。
2年ぶりの来訪となったが、俺はあの頃と比べて“漢”になれているだろうか。
ノスタルジーに浸りながら入店すると、ダーツの台がなくなっていることに気付く。
入浴前に一発ヤニをぶちカマすかと思い、食堂に行くが、人を殴るために作られたジャンボ灰皿(通称:ジャン灰)の姿が見当たらない。
しかし喫煙を嗜める環境は変わっておらず、ゆっくりchillしていると、ジャン灰は本棚の上に飾られていた。
捨てられていなかった事に安堵し、入った風呂場はあの頃のまま。
絶望的な水圧のシャワー、掛け水カットOKのデカ水風呂、怖すぎる鳥の薬湯。
これだよこれこれ。
サ室もしっかり125度のイカレ具合で、最上段はヒリつく熱さ。
そしてサ錦の醍醐味である和彫りオジキだが、もちろん健在。
俺もこの2年間をただただ消費していたわけではない。
大阪・桜川はヘルシー温泉タテバという反社風呂にて日々鍛錬を積んでいたのだ。
もう刺青など見慣れた俺は淡々と自らのルーティーンを執行。
ふと気付いたのだが、タテバとサ錦は反社風呂という意味では同分類ながら、僅かな違いがあるようだ。
前者の客層は、イケイケの若者が多いのに対し、後者の客層は完全におじいなのである。
これに関してはサ錦の方がモノホンプレイヤーが多いという結論が付き、この下町に「息づく粋」を感じざるを得なかった。
3セットののち、大ヤニ休憩の最中に、サウイキを投稿すべく筆を取った俺であったが、割引を受けられるプロサウナーの証を家に忘れてきたことに気付いて絶望している。
そもそもまだ捨てずに残っているのだろうか。

  • サウナ温度 125℃
  • 水風呂温度 18℃
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