フロロ=ルシルフル

2021.09.06

1回目の訪問

悪に染まったかるまる、ディストピアディズニーワールド、インフルエンザの時に見る夢、レベル100のニュー椿、サウナ界の大慶園、LSDでトリップした時の世界…この比喩表現の尽きない施設は1960年代に誕生したらしい。今回の北海道サ旅の中でも抜群に奇怪な入浴体験談にお付き合いいただこう。脱衣所に入ると、水族館のアクリルウィンドウのようにサウナ室内の様子が伺える。浴室内はカオスそのもの。吉野ヶ里温泉と同じ足湯、激ヌル水風呂、底に一輪の花が咲くジェット風呂、そしてその奥の風呂の中央には灯台が聳える。まるでカリブの海賊のアトラクションのワンシーンのよう。入口右手には本八幡レインボーの冷たくない方の水風呂と同じ位の温度の風呂や、ディズニーリゾートの入口さながらの緩やかな滝、鍾乳洞みてーなあつ湯、噴射されない低周波風呂、入りやすい温度の薬湯、少し冷たいマッドマックス付き水風呂があり、その奥には子供限定のウォータースライダーとプールが待ち構えている。女湯に繋がっているのだろうか…?そのウォータースライダーの起点がある2階?へと階段を上がると、現在休止中のサウナ室がある。薄暗くてどこか不気味だ。第二次世界大戦中にドイツが使っていなかっただろうか…?微かに開けた空間にはベンチやととのい椅子が並んでいた。ここで休憩できるのは国内でも指折りの強者(つわもの)達であろう。そして、佐賀の「かにしげ」の個室の入口ぐらい狭い通路を抜け、更に階段を上がった3階?の屋上には、平成期によく見られたデパートの屋上遊園地のような光景が広がる。寝ころび湯、別府の風呂、丸い風呂、そんでベンチと椅子。この屋上からは広大な北海道の星空と旭川の街並みが見えるのがキモ。看板も殆ど掠れていて読めなかったり、上半分が無かったりする。気付けばこの世紀末感の虜になってしまっている。サウナ室は広めの3段で温度は7~80度ほど。大きなテレビがあり、TV越しの脱衣所から丸見えだ。サウナストーブはアリゾナ刑務所のような檻に封印されている。3段目でしっかりと汗をかき、プールの近くの水風呂を経由して屋上で休憩するのがおすすめ。全体的に風呂が熱すぎないのが好みだった。小生がラッパーデビューして音源を制作した場合、MVは確実にここで撮りたい。ひと言で言えばクソディープな施設だった。それとこれは最近気づいた個人的な好みですが、冷水機の水が冷たい施設は最高だね。KREVAも言っていたが本物は最後に残る。この高砂温泉も間違いなくそれに該当するのだろうと感じている。北海道民といえば、皆が高砂温泉のCMの曲を歌えると聞いた。鹿児島県民にとっての「公務員~」といった所か。佐賀県民である小生に言わせると高砂温泉、こすかぁ~!

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