蒸しビギナー

2020.11.13

1回目の訪問

いつかの自分の肩に手をかけて、「良かったな」と声を掛けた夜。眺めた夜景が滲んで見えたのは湯気のせいか、裸眼のせいか、それとも…

内風呂で下茹で→5分&水→8分&水→外気浴→露天&水

【感想】
帰省時に行っている公衆浴場の一つ。実は今までここにサウナがあったことなど全く気が付かなかった。
湯爺爺と湯婆婆(父母)と訪れる施設の一つ。今まで浴槽に脛まで入るのがやっとだったのが、下茹での内風呂42度をぬるいとすら感じるようになっていた自分にとても驚いた。

サ室の温度計は100度を指していた。
広過ぎないサウナ室の湿度は高すぎず、上段にいても程良い温かさ。湿度が低めなのだろうが、肌が灼ける感じはない。
こちらもそう広くはない水風呂は16度ほど。季節によって水温は変わる様である。
外気浴に至っては申し分ない。盆地に広がる夜景の美しさたるや、一見の価値があるだろう。
かなり心地よかったのだが、時間があまりない。湯爺爺と湯婆婆は20分も入浴に時間をかけないのだ。そのため最後は露天と水風呂で調節とした。
湯婆婆は湯船に肩まで浸かり、水風呂にダラダラと入るようになった私に、少々驚いていた。

サウナ室は恐らく並んでぴっちり詰めて6人。快適さを求めるとなると、4人が限度か。上段に座ると、下段の人の肌が当たるので、体勢に少し工夫がいる。

ずっと喋り続ける常連、ヌシらしいおば様。女風呂コミュニティはここにもあった。
実はヌシが別の施設に通っていた頃、母と顔馴染みだったと知ったのは風呂の後のことだった。

そうとも知らず、途中独りでサ室に入ると、「そんなに小さく座らなくていい。あたしが移るよ」(実際はもっと方言が出ているが)と、ヌシが席を譲ってくれたので、有り難く上段の隅に腰を下ろす。
暫くすると次の人が中を覗き、ドアを開いた。が、小さく声をあげて去っていったので、後を追い、「変わりますよ」と伝えた。正直に言えばもう少し入っていたかったのだが、こんなご時世だ。譲り合い、お互い気持ち良くなりたいではないか。
するとご婦人は「結構ですよ。ほら、結構『密』だったから」と去っていかれた。その丸くなった背に、思わず目を伏せ、サ室に戻るわけにもいかない自分の背が、なんだか冷える心地がした。

これから寒い季節となる。
父母は随分と前から毎日の日帰り入浴を楽しんでいた。何年も。それが今年は2月辺りからほとんど行っていないと言う。
どうかあのご婦人や父母達が、様々な意味でのソーシャルディスタンスを気にすることなく、温かく過ごせる日が来ることを願って止まない。

  • 100℃
    16℃
4
0

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