丸の内べる

薬沢湯吉「爆風のすゝめ」

「サウナはラッコの上にラッコを造り、ラッコの下にラッコを造る」と言えり。さればサウナよりととのいを生ずるには、サウナーは万人みな同じ位にして、ととのいの差別なく、ロウリュウ姉妹の働きをもってサ室の間にあるサウナストーンに水をかけ、マキタ二丁もってブロアーの熱を発し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの爆風を渡らしめ給うの趣意なり。

本日のラ活まとめ。

・1階食堂で大宴会（カラオケとビンゴ）が催されていた。朝バスで一緒になったお達者くらぶ精鋭メンバーはこれが目当てだったのか。
・2階奥に漫画コーナーという隠し部屋発見。ホントに漫画コーナーだった。
・爆風ロウリュは商標登録出願中。
・ロウリュおねいさんは2人のなのにマキタブロアは３本。計算合わないだろ。
・「ロウリュ熱すぎる！」というマダムたちの至極当たり前のご意見に「いえ、もっと熱くしろって会社に言われてるんです」というレスポンスワロタ。（ほめてる）
・サウナ→水風呂のたび、全身にキリンさんみたいな模様が出現する。
・キリンジといえば「温泉街のエトランジェ」という曲がとても良いので、できればアルバム買って聴くことをオススメする。

ラッコの現場からは以上です。

小田急大和駅発送迎マイクロバスに乗ったときから、ラッコお達者くらぶ精鋭メンバーの宴会はすでに始まっていた。メンバーたちは車内で大袋柿の種を回してポリポリムシャムシャやりながら、ジジ相談もとい時事放談タイムを満喫している。

「さだまさしのディナーショー高いわね！」
「五万よ、五万」
「あらららら、高いわね」
「五万出すなら氷川きよしの方がいいんじゃないの？」
「アタシ健康センターで撮った氷川きよしとのツーショットあるわよ！」

そのあとは、お互いの生命保険の掛け金と保険金の情報交換、メガネの度数が合わないことの愚痴合戦、ドラッグストアのマスク情報提供。多岐にわたっている。

わたしもそろそろいい歳なのだが、ホンモノのババアになったとき、語り合える友だちいるかどうか心配になってきた。

つづく

周囲を見渡すと、いい歳したオトナがラッコラッコと連呼して夢中のようである。嗚呼嘆かわしい。

とは言うものの「速攻行くべし」と命令を受けたので、小田急線に乗って某所へ向かった。

春の雨が降りそそぐ相模原台地。女優松嶋菜々子とソムリエ田崎真也を産んだ街「座間」。そこには、ラッコの魅力にとりつかれた人々が薬草の匂いをプンプンさせながら、爆熱のサウナやバイブス、もといバイブラの効いた水風呂を楽しんでいた。

それにしても、あの薬草の匂いは一体。

「爆風ロウリュウ」という凶暴なイベントでは、赤ラッコTシャツのおねいさんがマキタのブロアを持って登場した。今から洗車でもするというのか。おかしいだろ。
心が折れそうになるのを耐え抜いたご褒美に、最後は電気を消して謎のJ-POP
をBluetoothスピーカーで流しながらの団扇ロウリュウ。
みんな真顔で熱波浴びてるけど、コレ笑うとこじゃないのか？

気持ちよく都合5時間ほどを過ごしたが、会計時にうっかりラッコのタオルとかいろいろ買ってしまったやないか。

また行くしかない。

プリンスホテル一泊で利用。
インフィニティープールは夜も朝も感動します。
夜は星、朝は富士山が見えます。
貸切風呂は贅沢な空間を味わえます。
お土産のアメニティも非常に良い。
くだらないヒーリングBGMが流れていないのもサイコー。
プリンスホテルは軽井沢南館（ザ・プリンス軽井沢）が至高と思っていたけれど、それを大磯が覆してくれました。
できれば毎週行きたい。