定山渓万世閣ホテルミリオーネ
ホテル・旅館 - 北海道 札幌市
ホテル・旅館 - 北海道 札幌市
かつて修験僧であった美泉定山が開湯した札幌の奥座敷とも言われるのがご存知「定山渓」である。
数々の温泉ホテルが鎬を削り、地元のみならず観光客で賑わい道内有数の温泉郷として名を馳せるも、時代の流れから老朽化などから客足が遠のき廃業を余儀なくされる施設もある中、ここ最近のサウナブームに遅ればせながらも乗っかるべく、ホテル施設では次々とサウナリニューアル合戦が行われているのだ。
その中で今回お邪魔したのは2024年8月にサウナがリニューアルされた、「定山渓万世閣ホテルミリオーネ」である。
リーズナブルで日帰り温泉が楽しめるのも嬉しいこちらのホテル、20人でも余裕で入れるピカピカのサ室の中央には15分に1回のオートローリュがあり、92度設定。うっすらと流れるイージーリスニングが耳心地良く、照明の明るさもいい雰囲気だ。
水風呂は1.1mの深々水風呂のほか、かつてはジャグジー風呂だった大きな浴槽には20℃設定の水風呂に変貌。
もちろんジャグジーも現役でなんとも気持ちいい。
屋外露天風呂エリアにはインフィニティチェアのほか整いイスなど十分な配置数である。
その他の浴槽も豊富で言うまでもなく温泉を堪能できる。
ゆったりと5セットを決め、ロビーでは有料ではあるもののセルフでイオンウォーターに氷を入れていただける。
要所要所にサウナーをにやつかせる仕掛けが施されていてまんまと手のひらで踊らされているようである。
それにしても、定山渓のサウナ熱は治るどころかさらに熱を帯びているように感じる、次はどの施設がサウナをリニューアルするのか?
札幌中心部から車で30分のここは今後どんな進化を遂げるのであろうか。
かつての温泉郷は174年の時間を経て、令和の世に北海道屈指のサウナ郷へ変貌するのかもしれない。
男
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