しろくま

2021.04.30

1回目の訪問

「しゃーおらっ!GW初陣を飾るサウナ行ったろかうぉい!」と先週既に伏線を仕込んで電話予約した舞台に足を運んだのです。
閑静な住宅街に囲まれたその場所に辿り着いた時、私は「おっ!ここなんだ!」と3度見する程に立派な民家が鎮座しておりました。
悠久の時を経てもあの幼い頃の故郷の香りや佇まいが今もなお閉じ込められているような優しい雰囲気、ほのかに薫る薬草の芳香に未だかつてない新しい何かを感じざるを得ませんでした。私の故郷はトトロがいる場所あたりです。
おばあちゃんの家に帰ってきたような気持ちになりつつも、建屋に入って受付を済まし、淑女のご説明を賜ったのです。浴室の案内でついにドンキーコングの樽のレベル99みたいな瞑想樽と初めての邂逅でありました。今まで樽の中に入った事のない若輩者として未知の体験に対して飢えていた事もあり、思ったよりちょービッグでゲームの世界観みたいな感覚を受けたのです。
この中に新世界があるのかと思いつつ早速新世界の入り口を通ったのです。
中は真っ暗、扉についてる小窓から差し込む光以外は闇の世界であります。樽の中で「ウイスキーはこんな中何年もいるんだなーすごーい!」と独り言をぶつぶつと呟きつつも「ほうほう、この程度のほのかなぬるさならいくらでもいられるじゃん!薬草がええ香りやっちゃなー!これなら秘薬使わずに狩りに行ける!」と真っ暗な環境にテンションがアゲアゲGW初日の社畜のような気持ちで瞑想に入った矢先の事でした。
「ムムッ!めちゃくちゃ熱くなってきたぞ!あ!これロウリュ的なやつ!やばーい!」と扉を閉めて5分ほど入ると空間が漆黒の業火に包まれたのです。「なるほどリアル地獄ってこんな感じなのか🤔☺️」と扉を常に開けておく理由がわかったのです。
「ミストサウナって温度低いけど、温度が上がるとどうなるんだろ、ワクワク」の世界の果てを味わえます。汗なのか蒸気なのかもうわからん程にむっしむしになり、GWなのに世界は夏休みのような蒸し暑さに包まれたのです。
現実世界に戻って小休止した後、何度もウイスキー世界とぼくのなつやすみワールドを行き来すると昭和にタイムスリップした気持ちになるのです。私は昭和を全く知らないHey Sayな野郎です。
建屋の中の空気がすごい落ち着く木の香りなんですね。どこにいてもととのう、建屋全体がととのいルームみたいなものです。
甘美な時間を過ごし、畳仕立ての休憩室で社会の喧騒から逃れてる内に、完全におやすみモードに突入した自分がそこにおりました。
初めて来た人も少し油断するとここを家だと錯覚します。

  • サウナ温度 65℃
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