地図からサウナが探せる！

湯乃泉草加健康センター

温浴施設 - 埼玉県草加市

しろくま

2024.08.09

4回目の訪問

夏休み開幕初日を飾り、どのサウナに行くか仕事の100倍頭を働かせて頭の中のサ室にこもっていた時にふと例のらっこが直接脳内に声を届けてきたのです。
らっこ「汝よ、千尋の世界と草津を同時に味わえて、全てのストレスを一気に発散できる次の世界に来ないか？お前もらっこにならないか？」
そんな事を脳内で囁かれてしまったら片道2.5時間かけてでも足を運ばなければ私に夏休みを迎える事など言語道断だったのです。
汗まみれになって頭から心まで何もかもを捨ててしまえる無我の境地に達することができるのは紛れもなくここしかないと洗脳されやすすぎる私はすぐさまサ界のメッカに到達したのです。
迎えるは異常に大きな看板、サウナよりも上にある効仙薬湯と草津温泉の文字、それだけで私の汗腺は震え立つのです。
そこに言葉など不要とも思えるような五感で目覚めを与えてくれるらっこの笑顔、その笑顔の裏にはどれだけのサ室の地獄が待ち構えているのかワクワクして仕方ないのです。スーパーサウナ人になるまでにはまだまだ時間がかかるのです。まだレッドリボン軍との戦いをして桃白白に慄く私にとってこの魔人ブウみたいなサウナで戦っていくような状況、心が燃えない訳がないのです。
社会で心の時計は指針が止まり、夏休みで時を取り戻さなきゃいけない私にとってここのサ室のえげつない湿度や温度やその他諸々の熱量は私の時を加速させてくれるのです。
薬湯に身を投じ、まっくろくろすけ顔負けの穢れまみれの私は即座に千尋のあいつみたいに綺麗になったのです。薬湯の香りを嗅ぐとこの施設に来たという感覚が五感を刺激してくれるのです。
草津の香りも楽しんでさあ戦地に赴く聖者の行進が始まったのです。
闇雲にサウナに没頭できる布陣は整い、あとはこの施設に来るのが楽しみで3時間くらいしか寝られなかった私の身体を叩き起こしてととのうための全ての構えを取ったのです。
サ室で5分くらい佇んでたらまたしても脳内に声が届いたのです。
らっこ「汝よ、よく来たな、存分に堪能して水風呂の快感を意識して今を刻むのだ、自由を求め選ぶべきととのいが目の前に広々と横たわっている、終わらぬととのいがお前の道標なら越えていけ、ととのいの信念の旗の元に」
ワンピースのあのセリフが改変されて頭の中に流れ込んできましたが、ありったけのととのいをかき集めてきた私にとってこのサウナグランドラインを突き進む事に何の躊躇いもなかったのです。
バイブラ付き水風呂の性能の高さと身体を支配する避暑で心はすでに軽井沢も巡ったのです。
特設外気浴会場でゆったりと生きる意味を考え抜いていたら、時代のうねりとかどうでも良くなりました。らっこに捧げた汗と等価交換して自分を取り戻したのです。