上尾天然温泉 日々喜の湯
温浴施設 - 埼玉県 上尾市
温浴施設 - 埼玉県 上尾市
くぅ〜たまらねぇ!ってサ室の107度くらいを示す温度計、そんな環境でのオートロウリュに私の1週間ぶりのサウナは心が叫びたがっておりました。
胸がスカッとするようなコンディション、相変わらずこの施設のバランス調整能力の高さには感嘆せざるを得ません。
片道2時間くらいかけて来るような距離感ではありますが、昨日は12時間日帰り愛知旅行を楽しんだ者からしたら散歩道に他ならないのです。
事故リスクを懸念してリザーブに父を連れていた為にサウナにも行けなかった事による今日のサウナは万感の初夏を謳歌したのです。
青空に浮かぶ深緑のもみじさんの揺れる様を眺めていたら今年の夏はもう始まってるんだな、梅雨って最近引っ込み思案になってるのかなとか勝手に梅雨を擬人化する次第であります。
土日の昼下がりなので多くの蒸務取締役と見受けられる強者がオラオラとサウナを堪能してる構図でありました。
時間の限りを費やして今できる自分のととのいを追求するあまり、外気浴の時には曇天なのに空の青さを勝手に想起させる自己完結型拡張現実を発動させるほどに五感が研ぎ澄まされておりました。
見えるものが全てではないこの世の中、サ室の熱量は目に見えない感覚とのせめぎ合い、戦闘熱波が迫り来るサ室の中で自分の存在証明を果たす闘いは度重なるものでありました。
ふわっふわな生き様を自分に刻みつけて甘えまくっていた数年間を断罪するようなサ室、水風呂に浸る時間すらも時が刻まれる事に疑念を抱かざるを得ないのです。
とめどない季節の流れに逆らうかのような心の蓄えをもたらし、またしても現実に戻っていくのです。
良質なサウナを体験してる時は疑似恋愛してるような感覚に至るので、私の拡張現実はまだまだ底知れないものを感じるのです。
ただ、深淵を覗き込む私は深淵にいる現実からも見られているのかもしれません。
男
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