しろくま

2024.03.18

1回目の訪問

春一番のお告げのような暴風吹く中、ほぼ初上陸の稲城でのサウナを堪能したく思い、今日はなんかすごいという噂が聞こえてくるこの施設に足を運んだのです。
中央フリーウェイ、右手に競馬場とかなんとかの近くにこの施設があるのです。
黄昏が近しい中小高い峠にある施設には平日昼間でも多くの蒸務取締役がその身を清めあげるように社会から逃げているような雰囲気が垣間見えたのです。
綺麗な館内には綺麗なお姉さんがいて、丁寧に説明して下さったのです。綺麗なお姉さんがいたらそれだけでととのうこの性質はとても都合が良いなーって思って便利な個性を持っている自尊心が掻き立てられるのです。
浴室までの歩きで一気に気持ちがサウナに導かれたのです。
浴室に入り、洗体儀式を済ませた後にサ室に入るとなんということでしょう。
2つの石が積まれたストーブに4,5段はありそうな広大なスペース、遅れてきたひな祭りの開幕なのであります。
なんとしてもお内裏様にならなくては心のととのいは得られるはずがないという矜持だけで大人気サ室の大人気エリアを虎視眈々と睨んでいたのです。実際はテレビ見てます。
最上段も80度ほどの優しげな温度ですが、湿度が感じられるほんわか仕様であります。
じんわりと伝う汗を感じて熱量を蓄えられるのです。10分くらい。
30分ごとかなって感じのオートロウリュと吹き乱れる赤い風、赤ランプで開戦する合図は最近の流行りなのかもしれません。調布とか府中エリアはそういう雰囲気が残っているような気がしました。
長い暴風域を潜り抜けて無事に水風呂に辿り着いた時の私の汗はもうととのいへの禊でありました。
道中でも汗をかくほどの暖かい気候の中だったため、外気浴もなんと心地よい春の陽気とド晴天で身体中に流れる血潮を感じるものであります。
明らかな熱量が身体から解き放たれると頭の中はユーミンが騒ぐのです。
黒湯の炭酸泉や黒湯の露天風呂を堪能しつつも何度もサウナと現実を行き来すると、心は宙を舞っていくのです。これが天沢聖司氏の感覚なのかもしれません。コンクリートロードを進む心の旅は青春の影そのものであります。
旅重ねる恋愛と失恋の繰り返しの4年間を想い、それ以前の稲城闘争も思い出したりして、高校時代からずっと変な生き方してるなーってふと思ったのです。
感じた事は多々あれど、それを全てサ室に置いて水風呂に流して綺麗になっていく自分はまたコンクリートロードを行くのです。
気持ちいい心地よい温度の水で心を綺麗に洗い流せば稲城のなんとも言えない空も京王線の流れ行く様も八王子へと導かれるような感覚に至れるのです。東八道路はいつも東京と八王子を結んでいるのかな、八王子って東京じゃないんだって思うのです。

  • サウナ温度 85℃
  • 水風呂温度 17℃
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