スパ&カプセル ニューウイング
カプセルホテル - 東京都 墨田区
カプセルホテル - 東京都 墨田区
「うーむ…なんとなく翼が欲しい!」
このように人は時折翼を求めて自由な気持ちを抱きたいと思うのが世の情けであります。
某エナジードリンクでも賄えない程に身体の中はどんよりとした重みで時折社会に押し潰されそうになる事も多々あるはずです。翼が欲しい、そんな浮ついた気持ちとは相反して足はジャンプしない限りは地についてる戸惑いを抱いて総武線に揺られてたら、アラマびっくり!如何にも翼を授けてくれそうなサウナがあるじゃないですか!(昨日から行くと決めていた)
ここなら私のニューウイング、新たなる翼を見つけられる希望を胸に抱き、ととのいの次なる扉を開けるように雅な建物に入ったのです。
4時間で私の次なる翼を見つけてやる魂全開でビルの中を巡ると、紳士のオアシスの如き静寂、聞こえるのは物音にいびき声のみ、4時間なんて光のように過ぎていくじゃん!と既に時間設定を誤った自信が滾っておりました😆
2Fにあるととのいの通り道、フィンランドに通ずると巷で囁かれているどこでもドアを潜った先には混雑予想してた私を裏切るかのような広大な空間にととのいスペースの豊富さ、カルシウムは飲んで補給する時代に終わりを告げるような温泉まで!
早速都心の空気で汚れた体を清める儀に取り掛かったのですが、人生史上最高水圧のシャワーが1秒で私の汚れをぶっ飛ばして行きました。
翼を授けてくれそうなサ室が2つあり、もはや4時間でなんとかなるレベルじゃない絶望感とそれに勝るととのいへの翼を持てる多幸感に包まれるカオスな気持ちでとりあえず右側の方に入ってみました。
セルフロウリュ側で、まずその段差の高さに驚きました。上段3,4人スペースで下段は座れるか怪しいくらい狭く、ただの段差と認識して、上段しかない世界だなと刹那の見切りが入りました。人もおらず、嘘でしょ!こんな大人気必須アイテム据えて誰もいないなんて!もうこの時点で翼を見つけて己に組み付けておりました。ハーブな感じの匂いに浸り、心をその狭い空間に広げたのです。身体から滲み出てくる汗に全集中してととのう予定図を描く放物線はととのいへの架け橋のようでした。
水風呂も2つ!しかもプールの方は冷たくてどちゃくそ広い!こんなに広い水風呂というかプールは見た事ない!と水風呂闘争でサ室にいる時間を調整する悩みも抱かせない優しさに私の身体は水に溶けていったのです。ととのいエリアにミストもあり、その多種多様な選択肢の多さに感嘆として次はボナサウナであります。ととのいの門戸を叩くには水風呂を纏う時の肌のコンディションと身体が持つ熱の両方兼ね備えてないとならない気持ちになりました。
椅子にもたれた私は錦糸町を舞う新たなる翼を手に入れたのです。
男
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