境南浴場
銭湯 - 東京都 武蔵野市
銭湯 - 東京都 武蔵野市
リニューアル後初訪問。
厳密にはお正月に行ったが時間の都合でサウナは利用しなかった。その為か浴室の記憶があまり無い。ちょっと緊張しながら浴室へ向かう。
まず目に入るのは馴染みのある鳳凰だ。第二喜多乃湯よりピカピカに見える。挨拶をしながら身体を清める。
#サウナ
適度な湿気とボナストーブ故の背後から伝わる熱が全身の汗腺をこじ開ける。最初の数分は中々汗が出ないが、あるラインを超えた瞬間からドバドバ止まらないのは以前と同じセッティングな記憶がある。心地よい時間が長く続いて熱さを我慢する時間が短い、境南浴場が公衆浴場であるにも関わらず名サウナと呼ばれる理由だと思う。
#水風呂
青いタイルが水面に浮かび艶やかに誘う。逸る気持ちを抑えて汗を流して爪先からするりとお邪魔する。柔らかくふんわりした肌感としっとりと冷えた水分子が体表の熱を奪い毛穴と毛細血管が丁寧に縮小するのが分かる。腹の中の小さな炎を残して、血管の内側まで青く染まる。こんなに気持ちの良い水風呂は滅多にない。以前蛇口から流れる水を何度か飲んだ記憶があるが、浴室内の水は飲んではいけないと張り紙があったので断念。見てなければ間違いなく飲んでたと思う、そんな魅力溢れる最上級の水風呂だ。
外はザアザアと雨が降っている。流石に水風呂からそのまま帰るのは風邪をひきそうだったので、湯船にしっかり浸かることにした。最近設計された為か座湯も薬湯も腰をかける段差がしっかりと深い。耳のすぐ下までしっかり温まる。出る前に手足の末梢に水をかけて退室する、これで湯冷めは当分先になるだろう。
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