サウナー20240211

2025.09.06

1回目の訪問

残暑の厳しいなか、冬に備えて薪割りを少しずつ進める。ひと仕事終えた後の汗を流そうと、向かったのは綺羅乃湯。
 館の佇まいは黒松内に似ており、内装もどこか似通っている。同じ会社が手がけたのだろうかと思いつつ、037番のロッカーにサンダルをしまい、600円を支払っていざ入館。

 ロッカールームはごく普通の造りだが、利用者はみな二段目を選んでいる。私も例に倣い2段目を利用。手早く支度を整えて浴場へ。

 入ってすぐ左手には檜の湯船、その隣には大きな浴槽が並ぶ。どちらも41℃で、ちょうどよい湯加減。洗い場にはリファのシャワーヘッドが備えられ、シャンプーやボディソープも完備。思わず「これで600円はすごい」と呟きつつ、体を清めた。

 まずは檜風呂で湯通し。檜の香りが立ちのぼり、この時点で料金以上の満足感を覚える。さて、いよいよサ室へ。
 
 露天風呂に出ると目の前に小さな水風呂があり、一人用サイズで愛らしい。サ室はその横に併設され、二重扉を抜けて中へ入る。こぢんまりとした空間に蒸男が4人。満員に感じられる広さだが、不思議と不快感がない。むしろ不思議と心地よい。ロウリュの掛け声に静まり返るサ室。汗を丁寧に処理する姿。座面を譲り合う様子。そこには思いやりが満ちている。だからこれだけ混んでいてもストレスなく入ることができるのだな。。とか考えていると、限界を迎える。

水風呂へ向かうと、サイズこそ小さいが、誰もが呼吸を合わせるように順番を譲り合うため、一度も待たずに入ることができた。すごいな。

 外気浴はベンチで。整い椅子はないが、互いに譲り合いながら腰を下ろし、初秋の風に吹かれながら整った。。。。

 600円でこのクオリティは驚きである。ただしサウナに関する設備はすべて小ぶり。そこを理解したうえで訪れるべきだろう。しかし、手狭さがあるからこそ、互いを思いやり、快い空間が生まれるのだ。改めてサウナとは「利用者みんなで作り上げるユートピア」であると学んだ。いい一日だった。

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