2021.04.05

1回目の訪問

【神戸サウナ&スパ】

神戸の繁華街ど真ん中に位置するこのサウナ&スパ。念願叶って深夜に来店することができた。エントランス、ロッカーなどは非常に清潔感と雰囲気があり、サウナ浴への期待を高めてくれる。

2箇所設置されているサ室はどちらも申し分ない。温度、湿度については言わずもがな、他の施設ではサ室内で「ああつらい、もう出たい」と感じることも多いし、それが普通なのだと思う。しかしここのサウナではそれがない。「暑い、心地いい、もう少し居ようかな」をごく自然の思考として体感できる。また、その面積の広さからかなりのキャパもありそうだ。さすがである。

露天スペースに設置された水風呂もキンキンに冷えている。水もとても気持ちいい。こちらもサ室のキャパと釣り合いの取れるような広々とした作りになっている。さすがである。

惜しむらくは設置されている椅子である。こちらの管理者の方はきっといわゆる『フィンランド感』の演出のために木製の椅子を設置しているのだと思う。この木製の椅子は他のリクライニングチェアやインフィニティチェアのようなものと比較するとどうしても素材が硬く、背もたれの傾斜角がそれなりにきつい。そのためディープリラックスを味わうために重要な『身体のどこにも力が入っていない、リラックスした姿勢』を取りづらいのだ。まだその辺の銭湯サウナに置いてあるプラスチック製のガーデンチェアの方がマシではないかと感じる。

視覚的には設備の雰囲気とベストマッチしているのだが、僕にはどうにも『雰囲気の演出を重視した結果として利用者のリラックス感を蔑ろにしている』ように感じられてしまった。何に重きを置くかは人によって異なると思うが、僕には『座り心地を犠牲にしてフィンランドらしさを演出すること』は管理者の単なるエゴイズムであると考える。

これほど完璧なサウナをデザインされているのだ。きっと管理されている方も『あの椅子がリラックスしやすいものではない』ということを理解しているのだと思う。だからこそ、だからこそ僕はあの椅子の選定に対して満足することはできなかった。

ただ全てのサウナが各サウナー達の理想をそのままトレースするのであれば、世の中のサウナは画一化した無味乾燥のものになってしまう。郷に入っては郷に従え。ここのサウナではあの椅子の情緒を味わうのがベストなのだと思う。しかしながらこんなに素晴らしいサウナと水風呂があるのだ。柔らかい椅子でゆったりと寝転んで、極上のディープリラックスを味わってみたいと感じるのは僕だけであろうか。

12-1-7
フィンランド12-1-5
15-55s-5
岩盤浴12-サウナ9-1-5

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