八尾グランドホテル
ホテル・旅館 - 大阪府 八尾市
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【八尾グランドホテル】
<跨ぎとは>
水風呂と高温風呂に交互に浸かることを温冷交代浴と呼ぶ。
八尾グランドホテルでは、隣接する水風呂と高温風呂の縁を跨ぐことでよりダイレクトな交代浴を行うことができ、それは『跨ぎ』という施設ローカルな呼び名で定着している。
施設に到着したのは夕方であった。入場料を支払い、エントランスへ。
体を清め、サウナに入る。温度、湿度ともにちょうどいい塩梅。
12分計がないのが何とも残念ではあった。
水風呂の温度はマイルドだが、浴槽が深くて気持ちいい。
1セットを終えて休憩。露天風呂の縁に足をかける。
訪れるととのいの時間。ととのい方が重い。
他のサウナがガツンとととのうとすると、ここはズシン、である。
椅子ごと揺らされるようなずっしりとしたととのいを堪能して2セット目へ。
ここからは跨ぎを採用する。サウナ、水風呂、高温風呂、水風呂、高温風呂、水風呂。高温風呂では冷たい身体の上をお湯が滑るような、高温風呂の後の水風呂では逆の感覚を得る。これは新しい。ととのい方に特に大きな違いは感じなかったが、跨ぎが足りないのかもしれない。このセットの水風呂では打たせ水で仕上げた。サ道でお馴染みのマッドマックスボタンのようなものである。エンタメ性が素晴らしい。
3セット後は食堂へ。どうしても素麺が食べたかっため、割高とは感じながらも900円の素麺をオーダーする。食事の後はレストスペースでコーヒーを飲みながら、持参したミステリー小説の頁を開く。登場人物数人の死を悼んだところで本を閉じ、サ室のエントランスへと歩を進める。
帰り路は車の屋根をオープンにして、外気浴の続きを楽しみながらドライブすることにした。
夏の風の心地よさとともに、幾ばくかの寂寞を感じる。
「ああ、おっさんになったなあ」
#サウナ
ぎゅうぎゅうに入っても10人少々くらいであろう。
入って右側が1段、左側が2段になっている。
100℃もあるかなあ、という体感。
#水風呂
マイルドであるが、深くて気持ちいい。
跨ぎはやみつきになる。
#休憩スペース
内風呂、露天スペースにそれぞれガーデンチェアが数脚。
デッキチェアの導入が僕の切なる願いだ。
#総評
サウナだけでなく、高温源泉や漢方湯などの温泉も充実している。
二階のレストスペースもゆったりとしていていい雰囲気だ。
全体としてかなり満足度の高い施設であった。
サウナ:10分 × 5
水風呂:1分 × 沢山
休憩:10分 × 5
合計:5セット
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