saunaサンデッキ
温浴施設 - 東京都 杉並区
温浴施設 - 東京都 杉並区
これは……。
階段下で少し立ち止まってしまった。ボロい。ボロボロまではいかないけど、朽ち始めている感じのそれ。
階段の上にはやはりボロいカウンター。
ん、改装したってのは何のことでしょう?
それでもって靴を脱ぐ前に、何時間利用か聞かれる。普通、靴を脱いでフロントにたどり着いてからじゃないのか? まぁいいや。
靴箱の鍵もフロントが管理しているようです。感染対策でしょうか。
フロント横の階段を上がると、秘密基地感あふれる休憩室やロッカー。この都会っぽくない感じ、ツボな人にはたまらんのでは。
さぁて、浴室。
あ、改装したのはここだけなんですね、っていう新しさ。広くはなくて、気持ちマルシンスパっぽい。共通するのはアジト感か。
サ室は、特色をあまり感じません。わりと広いサ室で、わりと高めの温度、わりと低めの湿度でほどほどのテレビの音量。意図的に設定するのが難しそうな、「ほどほどのサウナ」。いや、この中庸さがもはや特色か。
水風呂は二種類。冷たい方は、滝(にしてはパワー弱し)が気持ちよい。もう一方は25℃くらいでバイブラガツンガツンなので、冷冷交代浴もはかどるのではないでしょうか。
浴室にベンチは一脚。まぁあるだけありがたい。
外気浴してぇーなぁーと思ってしまった。ガツンと来るサウナでも水風呂でもないから、風にゆったり吹かれたくなる。
すごく上質なサウナ体験とは言えんのですが、絶妙なレトロ感が、なんだかエモい。
一年後くらいに思い出して、ちょっと行きたくなるけどやっぱ遠いからやめるか~とか思うことありそう。近ければ、日常的に行きたくなるかも。
よそいきのサウナではない。銭湯サウナより、日常的、それでいてアジト。あと、皆さまマナーがよいです。
休憩室で環七をひっきりなしに車が走るのを見て、一方あまりにも止まっている窓のこちら側。これもエモい。
帰りに、外の階段下でサンデッキを仰ぎ見る。やっぱりちょっとボロい。嫌いではない。すごく好きというわけでない。こういう感想はあまり抱かないので、ちょっと特別。
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら