鼻眼鏡

2019.08.29

2回目の訪問

「まったく、良いのは名前だけだねぇ!」

そんな下馬評が、とあるスーパー銭湯のなかで響いておりました。

その名も、極楽湯は稲毛店。本日、数ヵ月ぶりにお邪魔致したのであります。

こちらの店舗は、作りが良いのでしょうか。店内に一歩踏み入ると、まるで温泉旅館に来た心持ちに。ひょっとして自分は、お腐れ様なのではないだろうか……などという疑念が生まれ出ずるのであります。

本日、バディを組んでいる方やグループの方、家族連れのジャリもといお子様等が多く、椅子の空いていないことが間々ありました。

そんな時にはおもむろに水をかけて
「おや、失礼。ずっと動かないからそういう椅子なのかと思いましたよ」
などと出来れば、きっと痛快なのでしょう。

しかし、鶏の心臓(チキンハート)を持つ小生は、何も言えず。座れる場所を求める難民(ウォーカー)と化したのでありました。

少々がっくり来ながら浴場を後にしようとしたとき、見知らぬおじさんが何か呟きながらそっと肩に触れてきました。
「もしかして、私たち(のタオル)、入れ替わってる!?」
ということではなく。
知り合いかと思い間の抜けた愛想笑いを浮かべたら、やはり知らないおじさんで。その見知らぬおじさんは、そっと露天への引き戸を閉めました。
どうやら、露天への扉を閉めてくれと言うようなことを申されていたようであります。

人のことをどうこう言う前に、自身を省みなくてはなりません。そして、周りの状況をひっくるめて楽しめるようにならなくては……己の未熟さを痛感した、天国極楽シュラシュシュシュ、であります。

本日も、良いお風呂でした。反省。

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