東前温泉 しんわの湯
温浴施設 - 北海道 北斗市
温浴施設 - 北海道 北斗市
サウナ:12分、8分、10分
水風呂:10秒×3
外気浴・休憩:気の赴くまま
しんわの湯はリクライニングチェアが最強だと思っていたが、天井からの滴が気になっていた。洗い場近くの椅子では滴が落ちてこなかった。集中力とととのいの親和性の高さを再確認した。
サ室のドアに「黙蒸(もくむす)」の張り紙があった。サウナー心をくすぐられる響き。これだから日本語は止められない。僕の中でのイントネーションは「ドリトス」と同じ。
サ室に入る前に気を引き締める。やはり居た。「モクムサズ」が。宇宙から来たであろう奴らが、日本語を理解できないことに目くじらを立てても仕方がない。どうやら僕はモクムサズ語を翻訳できるようだ。彼らは、まあまあな声量でお金の話をしていた。見知らぬ地で生きていく為にお金は大事だ。
善悪をはっきりさせたい白黒パンダな僕の心の函谷関を突破され、短期決戦のパワー重視になるゴリラモードのトリガーを起動されてしまう。真実はいつも一つだ。マナーを守るか、破るか。頭の中に叡智之王先生の声が鳴り響く。「サ室を出て水風呂で頭を冷やすことをおすすめします。」と。小学生の頃から漫画は休日の楽しみだ。大人になってもワクワクできる。これだから漫画は止められない。
疲れを癒やし、明日からの刺激を受け入れる準備をする。これだからサウナは止められない。度量を広く、不条理・隔靴掻痒を包み込めるようになりたい。タコスのように。しっかりととのったところでサウナを後にする。
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