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サウナしきじ

温浴施設 - 静岡県静岡市

ヘクター

2020.06.12

1回目の訪問

前日は千葉から山梨、名古屋と一日中2tトラックを爆走させ、全身バキバキ…
神経もすり減りくったくた…
完全な専門外の運送屋をさせられつつも、東名でフェラーリをぶち抜くほど頑張ったのは、帰りにしきじを満喫するためだった。
もはや仕事ではなくしきじへの準備。笑

朝5時に蒲郡を出発！東名爆走で7時にしきじ到着〜
朝から満車かよ！な駐車場の唯一の空きにトラックを突っ込み入店。

券売機にお札を入れると…900円⁉︎
え、いいの？やっす…
6時〜9時はタイムサービスとのことで、この混雑ぶりに納得。

タオルと館内着を受け取り、くたびれたスーツを３秒で脱ぐ時にはすでにいい香りに胸が躍る…

浴場のドアを開けるとさらに強まる、どこか甘くスパイシーな香り、目の前に6脚の椅子とセットで昇天したおじさん。

洗体しいつも通り湯通しして…水風呂に飲み込まれていく真っ赤なおじさんの群れを眺めていると、それだけでととのいそうになる。笑

あかん、まだサ室に入る前なのに！ということで、ここは水通ししてから…(興奮しすぎて理解不能な行動を取り始めている。)

かけ水をした瞬間…
ピシャン！と引っ叩かれる感覚のあとに、全身を抱かれる感覚が…
それは水風呂に全身浸かるとさらに強く抱きしめられ、少しずつ自分が水と同化していく感覚に…
これか。世のサウナーが褒め称える所以は。

実は僕、サウナ前の水通しが苦手で、一度試した以外で今日がほぼ初体験だった。
そんな水通し童貞を捨て危うく昇天しかけた僕は、気を取り直してフィンランドサウナへ。

もうこの先は、星の数ほどのレビュー通り、いやそれ以上の筆舌に尽くせぬ体験だった。
薬草サウナは、もう無理！って立ち上がってからドアまでの距離が果てしなく遠く感じ、ととのい椅子では目を瞑れば滝の音と薬草の香りで瞬く間にトリップし…

2サウナ4セットを済ませると９時を迎えた。
あまみがもはや呪い。笑

生まれ変わって、トラックの運転席でととのい第二波に浸っていると電話が…
「悪いけど、もう一度山梨経由で愛知来てくれ…」
社長…しきじ後の俺じゃなかったら今会社辞めてるぜ…
社長の分もしきじに感謝しながら、山梨へとトラックを走らせたのでした。