新横浜フジビューホテル
ホテル・旅館 - 神奈川県 横浜市
ホテル・旅館 - 神奈川県 横浜市
最近我々は空港に行く際の前泊をサ活デーとしている。もちろんそれができるのも全国割なる制度が急きょできたからなのだが、しかしそれで本当に今お金を必要とする人々に届いているかは定かではない。家賃や医療費に窮乏する人たちに、直接税金が還付されればそれで良いのではないかと思うこともしばしばだ。
とはいえ今回は新横浜のフジビューホテルに逗留する。新横浜を目的地とするのは人生ではじめてだ。ここは新幹線が通ることで駅ができ、その次に町ができたようなものだ。意志あるところに道が開け、人が集まり、人がいるからそこにサウナと水風呂ができたのだ。
ホテル施設の地下に温泉施設がある。地中深くからやや無理やり組み上げたようだが塩分濃いめで良い感じの茶色いお湯が湧き出ている。身体にガツンとくる。サウナ室は細長く狭いが、しかし4−6名は入れるか。思いのほか湿度があり、Metosと書かれた時計があるなど、ホテルが付帯施設としてサウナを作っただけではないようなこだわりの姿勢が感じられる。
そして水風呂。チラーはないが、モナコの噴水のような円形の水風呂に長めに浸かる。そしてその先には植物園のようなガラス張りのスペースがあり、そこの長いベンチで整うことができる。
最高ではないか。広い温泉、湿度あるサウナ、趣のある水風呂、そして開放感あるベンチスペース。
フジビュー新横浜と検索するとホテル予約サイトでは出張者たちからのだろうか、厳しい批評が掲載されており、また過去にあった事件まで出てくる。新横浜の町そのものも藤竜也も来ないような寂しさだ。
しかしフジビューホテルの地下浴場は砂漠のオアシス、人工都市に輝くジュエルのようだ。プランに含まれていた朝食も美味で、新横浜駅は徒歩ですぐそこだ。新横浜ホンキートンクブルースだ。
予約サイトの点数とは異なり、われわれはフジビューに4.9をつけることにした。足りない0.1はなにか?それはいつも完璧なサウナと水風呂を求めてしまう自分の心にある不足感さ。なんてね。
あと訪れるみなさん、他のレビューにもあるように洗い場の床はつるつるで滑るので気をつけてください。
男
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