松本湯
銭湯 - 東京都 中野区
銭湯 - 東京都 中野区
やはりカメ吉はかわいい、じゃなかった。松本湯は素晴らしい。(もちろん入り口にいるカメ吉はかわいい。)
リモートワークと食住だけの日々になってしまいそうだが、しばしのひとり暮らしになにが欠けているかといえばサウナ!
ひさびさに落合駅に着きいつものようにイオンウォーターをおにぎりを買い、体内に後者を放り込んでから松本湯へ。
毎回のことだが毎時10、30、50分のロウリュウをした後に、水風呂、熱湯、テーマ湯(今日はひのき)、ひんやり泡湯を組み合わせて入っていると時間があっという間だ。
今回も思ったがここのオートロウリュウは開始数秒前に下からの美しい黄金の照明に照らされるので、ロウリュウをしに来た我々よりもサウナストーブのほうが美しくなる。さながら仏像とそれを拝む信者たちである。したがってここはロウリュウの寺のようだ。老竜寺としばし呼ばせていただこう。するとわれわれは禅寺の禅僧のようにあぐらを組み修行にいそしむ求道者のようだ。
いかんいかん、想像力はととのった俺の心の上をどこまでも滑って行くね。
だがサウナストーブから発せられる蒸気は熱と水との接触で生まれているのだから、神々しいとまではいかなくとも、素晴らしいエネルギーのあらわれである。それを浴びること計4回。
サウナが今人気だから20−40代が多いと思うが、だが老若男女が集えばもっと良い。フィンランドは行ったことがまだないが、ドイツやニューヨークのサウナでは各世代の男女が一緒に普通に裸か水着で入っていた。日本のサウナカルチャーも当たり前のようにいつかそういう感じになれば良い。
すべてをこなして脱衣所に戻ると、おじいちゃん二人が100円入れてキーをかけるロッカーの使用法が最初分からず、しばらくすると分かった方のおじいちゃんがもうひとりに教えている。
以下は私の想像。
「これはどうつかうのじゃ」
「最初100円を入れるが後で戻るそうじゃ」
「毎年あたらしい仕組みができて世の中わからんのう」
「でもとにかく風呂じゃ」
「そうしよう」
と言った感じか。
風呂とサウナは平等だと感じる。われわれの間に普段あるいろいろな違いが湯と蒸気で溶けていく。そういう風に世の中もなると良いね。今日も書きすぎてしまったようだが、そう思わせてくれた松本湯に今日も感謝。
男
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