スパメッツァ おおたか 竜泉寺の湯
温浴施設 - 千葉県 流山市
温浴施設 - 千葉県 流山市
朝5時に起きた甲斐があった。
常磐線と東武線を乗り継いで来た甲斐があった。
とんでもないサウナが流山にあるとの評判が、利根川を越えて、私の住む茨城にまで聞こえてくるものだから、いつか行ってみたいと思っていたが、今回、満を持して訪問した。
かなり広い施設に圧倒されながら、とりあえず、洗体、下茹で。
まずはドラゴンサウナへ。
ゆったりできる広さと、リラックスできる仄暗さ。どこか仏教を思わせるBGMもいい。
ここは水風呂が3種類あるらしく、試しに1番低音の水風呂に。
下肢がピリピリするくらいに冷たいが、出たあとの快感がすさまじい。
病みつきになりそうで、禁断の扉を開けてしまった感がある。
外のサウナに入ってみると、セルフロウリュのこじんまりとしたサウナ。定員は7、8名ほどか。
狭いところの方が、自分に向き合える気がする。
ふと、過去に入った留置所や、カーテンに囲まれた病院のベッドを思い出した。
狭い場所は余計なものが入り込む余地がなく、意識が集注する。
サウナは北欧発祥ということだが、縮まりを志向する日本人にはこれくらい簡素なサウナがよいのかもしれない。
深い水風呂もいい。
手すりに身体を預けると、空に浮遊しているような感覚になる。
ととのいスペースもたくさんあって、サウナと水風呂と合わせて動線は完璧。
露天スペースの日光も、太陽光を直接取り入れるのではなく、反射させ、間接的に陽光を取り入れているので、光が柔らかい…。
朝の適温な風がととのいへと導いてくれる。
流山の風、気持ち良すぎだろ…。
ほぼ100点をつけたいところだが、惜しむらくは、人気店ゆえの混雑具合か。
帰り際の9時前には、もうごった返しており、脱衣所でパンツを履くときには、後ろのお兄ちゃんと、お尻とお尻がこんにちはしてしまった。あの青年には申し訳ないことをした。
ただ、この施設の充実具合を考えれば、サウナーが殺到するのも頷ける。
特別なサウナ体験をしたい日は、またメッツァに来よう。
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