神戸クアハウス
カプセルホテル - 兵庫県 神戸市
カプセルホテル - 兵庫県 神戸市
今月末で閉館する神戸クアハウス。神戸は学生時代を過ごした思い出深い街だがそのころは風呂やサウナに興味はなく、上京組の私がここを訪れたのはこれで3度目だ。
新神戸の駅くら徒歩で向かうとわりとスグにクアハウスに辿り着く。斜向かいには学生時代からよく通った中華そば丸高がある。中華そばはもちろん焼きメシがうまい。
13時過ぎではあるが閉館間際土曜日の洗い場は混雑していた(私が出た16時ごろには整理券が配られ順番待ちとなっていた)
クアハウスには2つの天然温泉と檜の露天風呂がありいずれも気持ち良くそこそこの広さで我々を包み込んでくれる。
サ室は当然混み合っていた。大きさは20人強ほど入れて、その奥には2人ほど寝そべれるスペースがある。テレビがあってときどき笑い声が起こる。神戸は上品ぶってるようでも関西だった。
サ室内はいい湿度だ。温度計は100度を指していたが長く入っていても辛くはなかった。20分に一度のオートロウリュで熱気が降り注いでくる。最高に気持ちいい。
たっぷり汗をかいてサ室を出ると目の前には六甲のミネラルたっぷりの汲み上げ天然水が溢れる高野槙の木風呂が鎮座ましましている。20度と聞くとサウナーには物足りなく感じるかもしれないがチラーを通さない天然水の柔らかさは全身で飲めるようだ。母親の胎内はこんな心地だったのではないだろうか、熱った身体を優しく抱きしめてくれるまごうことなき日本一の水風呂である。
その隣には申し分ない数のととのい椅子。洗い場を出て階段を登った先にある露天風呂で外気浴もいい。檜の床の空間に昼は天井の影が美しく、夜は落ち着いた暗さでリラックスできる空間である。
神戸にクアハウスがあってよかった。33年間ありがとう。お疲れ様でした。
男
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