マッパ師

2023.02.26

1回目の訪問

2/26のサウナ。ついにやってきた銭湯サウナの聖地、京都。
雪舞う、静かな日曜早朝に選んだのはサウナの梅湯。
京都最大の旧遊郭「五条楽園」の高瀬川沿いに位置する。
薄暗い朝焼けに浮かぶネオンがそそる。

廃業寸前だった、明治から続くこの銭湯を銭湯好きの若者が救い、現在に至るという。素敵な話だ。
京都は古くからの銭湯が多く残る聖地。京都市の銭湯のほとんどで、追加料金なしでサウナに入れる。それも490円という破格。

入ると様々な梅湯グッズがお出迎え。それだけでなく、地元の野菜なども置かれる地域密着感。
京都の銭湯は脱衣籠ごとロッカーにぶち込むスタイル。自分のロッカー付近が混み合っても、籠さえ出してしまえば、着替えに困らない。

浴室、浴槽は決して広くはない。しかし、必要十分。ケロリン桶が優しく出迎えてくれる。早朝から活気があり、熱心なるご参詣。

身体を清め、壁に貼られた味わい深い梅湯新聞を読みながら下茹で。さて、入り口横のビート板タイプのサウナマットを手に道場へ。立て付けの悪い扉がさらに味わい深さを醸す。道場内は7,8人収容可。温度も熱すぎずぬるすぎないジワジワ型で、控えめな音量のジャズを聴きながら気持ちよく汗をかける。温度計上は100℃超だが、そこまでの体感はない。
道場を出ると名物、滝が流れて橋が架かる水風呂。
天然地下水の掛け流し。柔らかくまろやかな水で禊祓い。京都は水が良い。銘酒や豆腐、湯葉等、京都の食文化を支える地下水は人々の絶対昇天まで支えていたのか。

ひとつ残念なのが、休憩スペースがないこと。風呂の縁に座ることは許されざる禁忌。したがって、洗い場の風呂椅子か、脱衣所のみの休憩となる。まあ、しかしまちの銭湯に多くを求めるのも粋じゃない。郷に入っては郷に従う、それがご当地実践の醍醐味でもある。いつもの3セットを無事終え、心地よいケロリン桶の快音を聴きながら絶対昇天。

梅湯を後に外へ出ると、雪は止み、雲の切れ間から清々しい青空。ありがとう、京都の銭湯文化。感謝。

マッパ師さんのサウナの梅湯のサ活写真
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