ととのったっき〜

2023.03.20

1回目の訪問

『掛け流し伏見名水と熱いサウナで異次元ととのう銭湯』
【2023春の京都銭湯巡り+α ⑨】
人生の伴侶を見つけたかのようなととのいを得られた経験は、今回のサ旅において最大の収穫だった。

今回の京都銭湯巡りで伏見の銭湯に必ず立ち寄ろうと思っていた。
伏見は日本を代表する酒どころと言われるほど京都の名水地で、名水ハンターとして楽しみにしていた。
その中で選んだのが軍人湯だった。

京都銭湯巡りとしては6軒目、夕方現地に到着。
敷地内にコインランドリーもある何の変哲もない町の銭湯だ。
番台に別途サウナ代金を支払い、バスタオルを受け取る。
年季の入った脱衣所を奥に浴場へ。
天井青いアーチが鮮やかで「伏見の名水」の看板が美しく見える。
持参シャンプーで身を清め、名水のお風呂に入る。
今回のサ旅中に飲んだ伏見のお酒のごとくまろやかで甘みがあって気持ち良かった。
それゆえ長く浸かり少しのぼせたので奥の水風呂で水通し。
もうこの時点である予感がした。

サウナ室は6人座れる2段座面。
薄暗い照明で落ち着きがあり、好みな雰囲気だった。
ガラス窓から浴場内を見渡すと、お客さんは少なく静けさのある穴場感が良かった。
薄い絨毯マットにバスタオルを腰巻して、左奥上段の遠赤外線ストーブ前の特等席に座る。
座ると天井が低く理想的なコンパクト構造に気づく。
温度計は120℃で湿度も程良くあり、遠赤外線ストーブの輻射熱が直接感じられ熱い。
発汗と体感ともに抜群なセッティングだ。
そんなサウナ室内に流れるのは昭和歌謡曲からJ-POPに至るまで様々な名曲たち。
熱さを程良く我慢するのに心地良かった。

すぐ隣の水風呂は2人入れるサイズ。
右側に新鮮で綺麗な伏見の名水が掛け流しされている。
それを直接浴びると体感は17℃で冷たく感じる。
なのに、水風呂から出るつもりはない。
いや、この状態が自然体じゃないかと思えるほど安心感があるのだ。
そしてこの後にととのう確信も得ていた。

1セット目は洗い場のイスに腰掛けて目を閉じる。
その瞬間、遥か彼方の異次元へと誘われる。
心地良く深く深く没頭する。
それからどれくらい経ったのだろうか。
目を開けた時、浴場内には誰もいなかった。

2セット目はしっかり身体を拭いて脱衣所へ。
脱衣所窓際にある年季の入った長椅子に腰掛け隙間風の外気浴。
サウナ室同様に流れる日本の名曲を好み関係なく、心地良く聴いた時間はこの時だった。

退館して駅へと向かう道のりもなんとも心地良い感覚が続いていた。
個人的に最高な銭湯と出会ってしまった嬉しさを噛み締めながら。

ととのったっき〜さんの軍人湯のサ活写真
ととのったっき〜さんの軍人湯のサ活写真
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