船岡温泉
銭湯 - 京都府 京都市
『有形文化財大正レトロな温泉の風情感じるサウナ』
【2023春の京都銭湯巡り＋α ④】
サウナーとしての期待は差し置いて観光目的で訪れたつもりが、風情感じる感動とともに期待以上にととのったレポートをお送りします！
京都銭湯巡り2日目の朝、4軒目に訪れたのは船岡温泉。
国の登録有形文化財に指定された由緒ある温泉ということで、その雰囲気をしっかり楽しもうと観光気分で現地へ向かう。
大正時代に元々は料理旅館としてオープンしたという歴史があり、外観は銭湯には見えない立派な門構えに圧倒される。
館内に入ると受付の番台は至って普通の銭湯。
本日男性側は左側の暖簾をくぐると、脱衣所の天井に天狗や掘られた装飾は芸術的。
天井を仰いで浴場入り口のドアに手をかけた先に、緑と花柄の鮮やかなマジョリカタイルが施されてこれまた芸術的で大正レトロさを感じる。
また中庭に池があり、銭湯というよりは旅館のような落ち着いた雰囲気。
奥の浴場は天井が高く奥行きがあり、明るく広々している。
浴槽と洗い場のカランが多く、大人数入れる快適な中で持参シャンプーで身を清める。
ひとまず館内散策をしながら湯通し。
内湯中央には各種バイブラのある広いお風呂と薬草風呂。
さらに檜風呂から岩組の露天風呂とバリエーションが多い。
特に旅館の中庭のような露天風呂からの眺めは風情があって癒される。
本題のサウナに入らずとも大満足なのですが、とりあえず露天エリアの先にあるサウナへ。
2重扉で熱を逃さない構造に頷きドアを開ける。
置いてある1人用マットを手にする。
タイル張りで年季の入った暗めのサウナ室。
2段座面と1段の対面座面で広くわりと多く入れる。
奥にテレビと遠赤外線ストーブが構え、特等席はストーブ近く。
体感は100°C超えて湿度も程良くあり、気持ち良くもしっかり汗がかける良いセッティング！
特に上段は天井近くで体感が上がり、いつの間にか良い仕上がりに！
サ室を出たらお待ちかねの天然地下水の水風呂！
実は露天完結型で岩組みされた露天風呂の隣にある露天水風呂なのだ！
しかも掛け流し口が2つあり、岩組み上部の高い位置にあるドラゴンヘッドからは降り注ぐ新鮮な天然水を気持ち良く浴びれるのが最高！
体感17°Cとよく冷えてあまみも！
露天エリアにイスはないので浴槽縁の邪魔にならないところに座って外気浴。
心地良い風が降りてきて、由緒ある雰囲気の中で癒されながら過ごす時間が素敵…
大正レトロな風情を感じながら、ととのった〜！
館内休憩所のソファから窓の外、緑の庭を眺めるのもまた風情があって、癒されて次の銭湯へ。
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