【今はただ、梅雨入りに感謝を】


このタイトルを見て「なんだこいつは」と思われたかもしれないが、決してイヤミで言っているけではない。
北海道に住んでいる以上、梅雨というもの自体本州にいる時にしか味わわない一過性のイベントである。そして京都入りの日が偶然梅雨入りと被ったが故これを逆手に取り、「ととのいへの起爆剤」としたからこその感想である。

この日伺ったのは白山湯六条店。昨日行った大阪梅田の大東洋に比べると、かなりローカルな雰囲気だ。
浴室に入ると名物の打たせ水がすぐに目に入る。思わず体験したくなる気持ちをグッとこらえ、サウナ室が空くまでしばし待機。
5分ほどすると、下段であるがようやく空きができたため早速サウナ室へin。目の前のヒーターがまるでオーブンのように身体を熱する感覚は刺激的で、ロウリュやアウフグースとは異なる「常に激アツ」の環境はまさに格別であった。
8分ほどで流石に限界を迎えたので、汗を洗い流しすかさず打たせ水に打たれたが、これもまた最高に気持ちが良い。首より下は羽衣に包まれながらも頭にはキンキンの水が巡る体験は地元じゃ絶対に味わえない特別感と優越感に満たされていた。

こういった地域コミュニティに根ざした銭湯というのは、ふつうの観光ではまず訪れることはない。こういった場に巡り合わせてくれたのも、サウナという文化のおかげだろう。
その日は常連のオッチャン達の軽快な京都訛りに心地の良い耳触りを覚えながら、ぬるく湿った風が吹くなか足を弾ませ宿への帰路につくのであった…

とあるスロッターの熱気浴録さんの白山湯 六条店のサ活写真
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