sakyomos

2020.01.18

3回目の訪問

知り合いのサウナ奴隷がこう言った。「ととのう、とは、身体がなくなって、椅子と同化すること」だと。

ベンチに座り壁にもたれていると、ほどなくして、冷えた身体じゅうにあたたかい血が巡るのを感じ、そして五感が強化された。

目の前のnano湯から立ち込める濃い霧と、キラキラ輝くお湯。
洗面器をカランと置く音やシャワーの音、子供の笑い声。
お姉さんのシャンプーの匂い。
さっき飲んだポカリの味。
身体中の血管が広がる感覚。

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚がこんなにいつもよりしっかりと感じ取れるのに、それでいて身体がなくなった。不思議だ。どこまでが私の身体で、どこからがベンチだ?私はいま、感覚だけの存在。実体のない思念体だ。

sakyomosさんの文化浴泉のサ活写真

  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 15℃
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