【閉店】大江戸温泉物語 浦安万華郷
温浴施設 - 千葉県 浦安市
温浴施設 - 千葉県 浦安市
浦安の歴史がまた1ページ。
2009年に開業した浦安万華郷。2024年6月に閉館するという。
開業計画があったころ、地元では地盤沈下を懸念する反対運動などもあったもんだ。しかしオープン時には多くの人が訪れ、しだいに浦安ベイエリアの温浴テーマパークとして定着していった……。
2011年には震災休業もあった。液状化で街中に砂袋が積み上がった。コロナ禍休業もあった。ベイエリアの変遷を15年にわたって見届けた施設の閉館である。
初めて訪れた時は水風呂がなんと9度でビビッた(サウナブームのころから15度安定になった)。岩塩黄土サウナは漢方のような独特の香りがした。多くの家族連れでにぎわう施設だが、ファミリー層はサウナをゆっくり利用する時間が少ないのだろう。サウナはいつも人少なめで、落ち着ける穴場であった……。
珍しいポイントとして浴場内に「寝ころび処」があり、露天が寒いときはそこでゴロゴロ寝転がりながらととのいタイムを過ごすことができた……。そしてコミックスペースの選書がコンパクトながら大変優秀だった。
思えば、浦安市民はいつも無料の市内巡回バスで「浦安万華郷」か「舞浜ユーラシア」どちらかのサウナに行けるという黄金時代だったわけだ。その灯がひとつ消えて寂しくなる。日々浴場の衛生を保ってくれたスタッフの皆様に感謝を。コミックスペースの選書を行ってくれたスタッフの方にも感謝を……。
女
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