カプセルホテル&サウナ ジートピア
カプセルホテル - 千葉県 船橋市
カプセルホテル - 千葉県 船橋市
低温サウナ室の最上段で、うつ伏せになるよう指示される。ああ、王様だから。
薬草の束「ウィスク」を用いて、蒸してもらったり、(軽く)叩いてもらったり、でも頭は氷水で冷やしてもらったり、…普段と違うサウナ室での過ごし方。
いい香り。
すこし、ふしぎ。
続いて仰向け。体は確実に温まる。
それはウィスキングマイスターも同様で、途中でブレイクが入り、その時に冷たい飲み物を差し入れてもらう。
これが、うまい…!
体にわるいビールの飲み方みたいだ。
そして施術が再開する。
**
ウィスキングが終わり、体に付いたウィスクの葉を流すと、水風呂へ誘導される。
「浮かせ師をやります」
言われるがまま、大の字になって浮いてみると、下からやさしく支えられて、扇風機の首振りように、ゆっくりと左右に反復させられる。よく冷える。
耳は水中、目も閉じてみると、非現実的、浮遊感。
次第にZ軸の動きも混ざるので、訳がわからなくなる。
どこだ?
さっきも入った水風呂なのか?
着地して目覚めると、さっきも入った水風呂だった。
上がってへりに座ると、頭を下げるよう指示される。王様のお辞儀。
すると、少なくとも2リットルは入ってそうなバケツの湯を、いきなり頭に浴びせられる。間髪入れずに、次は冷水。そしてまた湯。
効く〜〜〜。
へりに座ったまま、しばらく動けない。動きたくない。
「休憩用のイスを準備しました」
そう…。それじゃあ動かなくっちゃ、始まらない。
**
深めのデッキチェアに腰掛け、足は足置き。
そして何枚ものタオルで包まれる。ミイラ。
ミイラって、あったかい。
いろんな音階の音叉の音が出るマシーンが、頭上で鳴り続ける…。あったかい…。
ウィスキングおわり。はや〜い。
ウィスキングよかった。すばらし〜い。
**
ジンジャーエールでひとり乾杯。
一日王様、めでたく返上。
でも帰り道、もう王様になりたい!
男
コメントすることができます
すでに会員の方はこちら