上野ステーションホステル オリエンタル2
カプセルホテル - 東京都 台東区
カプセルホテル - 東京都 台東区
散歩でたまたま「サウナ」の文字を見つけて踊った。90分800円!? 10分100円を割った! そして裸になっていた。
スキー場を思い出させるロッカールームを抜けて、浴場、サウナ室へ。奥行きのあるコの字の二段レイアウトは、実際の面積よりも広く感じる。ロウリュはお任せのikiサウナ。15分毎のオートロウリュとは重ならなかったが、定時のそれが効いてるのか非常によく温まる。5分で充分。10分いたら茹で上がる。
17度の水風呂は居心地良く、ずらっと並んだロッキングチェアに身を預けるのも気持ちいい。
すっかり気を許したところ、定時のアウフグースが始まると告知を受けたので、喜んで突入。最上段が空いていたので陣取ったが、エッ、誰も続かない。ちょっとビビって一段下がり、顔に濡れタオルを巻いて待つ。
「はじめます〜」の店員の声と、サウナストーンに水をかけた音が「ザァーーーーーーーーーー…
…音、長いな!?
誤ってバケツひっくり返したのか? そらみろ、めちゃめちゃ熱くなってきた。石鹸水みたいな匂いが充満する。こりゃえらいことになったな、と思っていたらまた「ザァーーーーーーーーーー…
…おいおい、そんなにやったら、…と焦るこっちをよそにまた「ザァーーーーーーーーーー…
たっぷり桶3杯。
うわァ…、こりゃおい…、むしろ冷や汗だよ…。明らかに…、やりすぎ…、どうすんだ…。
「10回、扇ぎます」と店員、順番に回って律儀に扇いでくれる。こうなりゃ我慢大会だ。ヴーッ、堪える。待ってりゃ次第に慣れてきて、まあ、居られないこともない。自分の番も終わった。熱さに耐えて、よく頑張った。感動したとこ間髪入れず「もう一回やります〜」の店員の声と、サウナストーンに「ザァーーーーーーーーー…
皮膚を灼く熱波が吹き上がる。悲鳴。ウィンナーだったら破裂している。もう限界、と立ち上がると、他にも4〜5人連なって脱出したが、当たり前だ。これに耐えられる人間は、特殊な訓練を受けているか、家族を人質に取られている。
ikiサウナに水かけて扇ぐだけ、と要約すればそうだが、サウナスパ協会がもう少し「安全で」「気持ちよく」「エンタメ性ある」アウフグースのやり方を紹介してはいないだろうか。店がアウフグースにポリシーを持っていたら、店員が実際に体験していたら、こんな拷問にはならないと思う。
男
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