7月末で閉館されてしまうと聞いて、仕事終わりに訪問してきました。

港南中央駅から徒歩3〜4分で到着しました。外観からはそんなに古さを感じないので、7月末で閉館というのがにわかには信じられません。靴を預け、フロントで490円を支払います。

浴室は一般的な銭湯という佇まいでしたが、浴室に一歩入ってみると、足元のタイルの踏み心地が心地よいことに少し驚きました。これまで少なくない施設に行きましたが、タイルの踏み心地が良いと感じたのは初めてだと思います。柄の入ったタイルでしたが、もしかしたらこだわりの逸品なのかもしれません(単なる気のせいかも?)。
身体を清めてから予熱するため、中央の湯船に浸かろうとして温度計を見たら、なんと50℃。後からサウナで聞いた話によると、ボイラーも老朽化して調子が悪く、狙った温度にならないのだとか…隣の薬湯(今日はよもぎ湯)は普通の温度だったのですが。

よもぎ湯でほどよく予熱したところで、いざサウナへ。先人のサ活を読んで、扉の調子が悪く手を離すと大きな音を立てて閉まるということを学習していたので、手を添えながら慎重に扉を閉めます。サウナ室はL字の2段組で、上段6人、下段4人ほどの規模感。壁はブロック積みになっている珍しいサウナの構造でした。頭上の温度計は90℃を指していて、遠赤外線ストーブによる優しい暖かさに包み込まれます。滞在中に何度かブレーカーが落ち、サウナ室の照明が落ちたり12分計が止まったりしましたが、大きな窓があり浴室の光が入ってきたので、何も見えないという感じにはなりませんでした。サウナ室では常連さん同士で港南泉の思い出を語っていて、地元で愛された銭湯であることを教えてくれます。「昔は上の段でずっと入ってたんだけどよ、ちょっと前から夏は暑くてダメだから下の段に座ってんだ」なんていう話を聞いていたら目から汗が出てきました。

水風呂は珍しい正方形の深い形で、体感21〜2℃ぐらいの感じ。2人しか入れないのですが、浸かりながら常連さんの話をゆっくり聞くのにちょうどいい温度です。いろいろ教えてくれた方は30年以上前から港南泉に通っていたそうです。僕が生まれた頃から通っていたと考えると、歴史を感じます。浴槽の縁に腰掛けながら浴室内を見回してみると、配管には錆が覆っていたり、天井の木材も傷んでいるのが見え、ここにきて老朽化による閉館という言葉が腹に落ちた感じがしました。

浴室を出て、財布から20円出してドライヤーの元に向かうと、なんとドライヤーも無料で使えました。サウナ然りドライヤー然り、他の施設では追加料金を支払うことが多い設備も無料という太っ腹な港南泉でした。

歩いた距離 0.3km

りゅーえのさんの港南泉のサ活写真
りゅーえのさんの港南泉のサ活写真
りゅーえのさんの港南泉のサ活写真
りゅーえのさんの港南泉のサ活写真
りゅーえのさんの港南泉のサ活写真
りゅーえのさんの港南泉のサ活写真

  • サウナ温度 90℃
  • 水風呂温度 21℃
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