労働者カズオ・イシグロ

2022.12.17

3回目の訪問

我が東京生活最後の宿は聖地北欧。旅行支援で実質無料泊。
お昼過ぎにチェックインし、巣鴨に行きたかったのですがせっかくなので1セットだけ入ることに。14時頃だったと思いますが、私が経験した中だとダントツで空いていました。常に最上段に座れるような状態。のびのびとゆっくり蒸された結果満点大ととのい。もう1セット入ろうかなと思った頃には急に人が増えていたため、おとなしく巣鴨へ行くことに。

念願のサンフラワー、錦糸町での飲みを終え上野に帰還。
お酒弱いながらに結構飲んだのですが、ギリギリサウナに入れるかな、という感じ。しかし明朝は会社にPC返却に行く予定もあったため浴室前まで行って悩みに悩んだ挙句就寝。

明朝、まるで人のいない丸の内を探索したのちササッとPC返却。北欧帰還。
さて朝ウナと意気込んで浴室に行くと人が多すぎて、なんと更衣室のロッカー待ちが発生していました。しばらく待っていると出てこられたおじいさまがサッとロッカーから館内着を取り出し「どうぞ」とすぐ譲ってくださいました。サウナ紳士殿、ありがとうございました。

もちろん浴室は激混み。なんとか1セットだけ入ろうと思いましたが、さすが聖地北欧、朝から素晴らしいととのいを授けてくれました。ちょっと惜しい気がしたので追加でもう1セット。また大ととのい。レストランでしっかり半カレーも頂いてチェックアウト。

次北欧に来るのは果たしていつになるのか…。そんな気分になったので記念にサコッシュを購入。神戸サウナやアムザの館内で使いたいと思います。

これで私の東京サウナライフは幕を閉じることとなりました。
いま帰りの新幹線で長渕剛のとんぼを聴きながら一路関西に向かっています。

長渕に始まり長渕に終わったこの儚く短い東京ライフ。
「死にたいくらいに憧れた東京のバカヤローが知らん顔して黙ったまま突っ立ってる。ケツの座りの悪い都会で憤りの酒をたらせば半端な俺の骨身にしみる。ああ幸せのとんぼよどこへ、お前はどこへ飛んで行く」この一節が沁みに沁みます。

「すいません長渕さん、僕、花の都大東京には馴染めませんでした」
「ヘヘッ、なぁに辛気臭え顔してやがる。この街にションベンひっかけられた訳でもあるめぇし、そもそもオメエ死にたいくらいに憧れても薄っぺらのボストンバッグ引っ提げて来てもねえだろ。ほら見てみろよ、トンボが笑ってらぁ」

さようなら花の都大東京。ありがとう長渕剛。

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