錦糸町駅からゆるゆると、スカイツリーに向かって歩いて10分。
ズラッと並んだ自転車の奥の暖簾をくぐれば、こじんまりとした休憩スペースと番台がお出迎え。今日は奇数日、遠赤外線サウナと塩スチームサウナに入れる男の子の日。

まずはこじんまりとした遠赤外線サウナから。七輪でジリジリとあぶられるような熱さで10分一セット。テレビから流れる「はっけよい」の掛け声を聞きながら暫し、、、。
サウナを出れば、これまた可愛らしい大きさの水風呂に浸かる。少し足を伸ばして風呂から外に出してラッコちゃんスタイル。嘆息が漏れる、少し暖かい水、頭から出る蒸気。
銭湯内には休憩スペースがなく、露天風呂2階の外気浴スペースへ。木の階段を登るたび、1月の冷気に冷やされた床が、足の温度を奪っていく。正解だった、ラッコちゃんスタイルで足を冷やさなくて。
休憩スペースに置かれたインフィニティチェアに寝転ぶと、目に入るのは少し傾き出した陽と雲と紺色の空。そして並んで写るスカイツリーと銭湯の煙突。ああ、この景色だ。

2セット目は露天風呂の脇にある塩スチームサウナ。窓からは中の様子が見えないほどの湯気で、ステンレスの扉に手をかけ中に入ると、口と鼻に押し寄せる熱を持った水分。
普段は頭に巻くフェイスタオルも、今日ばかりは鼻と口に巻き、蒸され蒸されて10分。スチームのシューという音が定期的に流れるが、それ以外は全くの静寂で、自然と気持ちは自分の内に内にと向かっていく。
スチームサウナから出ると、今度は露天風呂内の水風呂に入った。中の銭湯よりも少し低い温度?それでも外気よりは高いと感じながら、ここでもラッコちゃんスタイルをキープ。なんだかカピバラの入浴みたいな顔に自然となっていく。目をつむり口が少し開いたような、他人に見せるのもはばかられる顔にさせるなんて、罪な水風呂だ。
1月のこの時期の気温は、外気浴には流石に辛い。館内に戻り、カランの前のケロヨン椅子に腰かけて整いタイム二本目。子供の声が耳に入り、整うときの頭によぎる光景は、子供の頃に行った四日市の戦闘の風景だった。

3セット目は遠赤外線サウナをもう一度。無事10分で焼き魚になったあと、館内の水風呂を楽しんだ。さて、どこで整うか。館内を見渡してみると、ジェットバスの隣の一番奥のカランの奥に、小上がりのようなスペースがあった。腰掛けてみる。露天風呂の入り口から一番遠いだけあって、少し温度が高い。求めていた温度にたどり着いた安心感からか、今日一番の整いを得られた。あの、ムズムズと体の中から湧き上がる幸福感に、ふっと眠気が寄せてきた。

そんなこんなで3セットを楽しんで、銭湯を失礼し、パチリと一枚。

ダンペー〈Have a Nice Day! Beautifuさんの押上温泉 大黒湯のサ活写真
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