The Sauna
温浴施設 - 長野県 上水内郡信濃町 事前予約制
レミオロメンの名曲に「３月９日」があるが、俺達サウナーにとって
より大事なのは３月７日＝サウナの日にほかならない。
サウナへの感謝を胸に抱きつつ、満を持してきょうもThe Saunaを訪れた。
１メートル近くあった積雪もこのところの陽気でだいぶ溶け
ユクシ～水風呂への聖なるビクトリーロードもようやく開通していた。
入場と共に館内に響き渡る、聴いたことのないゴーという音。
なんだこの音は？？ 前回まで聞こえていたせせらぎとは、明らかに種類の違う
豪快な音に変わっていた。
聞くとヘルパーサラマンダーさんが、水風呂上流にある
小川の大規模な清掃を行い、水流が増加したのだという。
たっぷり発汗後、いつものように水風呂に飛び込む。
その瞬間、過去にないトルネードストリームが一瞬にして体を包んだ。
おそるべし母なる黒姫の雪解け水。おそるべし小川の清掃活動。
先日までと比べてととのいは明らかに倍増した。
はてさてきょうはサウナの日だけあっていいこともあった。１１回目の訪問にして
初めてThe Sauna ＣＥＯのベベさんと言葉を交わすことが出来たのだ。
まるで野尻湖の神のようにユクシに降臨したベベさんは「今、函館に
サウナを作っているが、冬はマイナス３０度。気候が少し厳しすぎる。
長野のこの気候がこの気温が、サウナには最高なんだ」と熱く語っていた。
泣かせるじゃないか。The Saunaは汗だけじゃなく涙も流せるのか。
こんな田舎をこれほどまでに愛し、これほどまでに秀逸な
サウナを建設してくれて感謝しかない。
信州も捨てたもんじゃない。そう心から思えた。
嬉しい出来事の一方で、実は悲しい事もあった。
私事だが、長野から松本への転勤が決まったのだ。４月からは
家からThe Saunaまでの距離が少し遠くなってしまう。
これはきっとサウナの神様が私に与えた試練だ。でも私はこれからも
The Saunaに通い続ける。The Saunaが信州に存在し続ける限り。
本日正午の信濃町の気温１．３度 積雪１３センチ。
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