登山サウナー

2020.10.10

1回目の訪問

− そこは、何かが宿るサウナ室でした −

前日に夜にイン。モーリュやウォーリュという存在を初めて知った施設であり念願のトライ。

受付でロッカーの鍵を受け取ります(返し忘れに注意)。1人通れるくらいのドアから入ります、想像と異なりこぢんまり。更衣室にはフェイスタオル、バスタオルがいくつも置かれており、日帰り利用でも無料で使わせてもらえます。

浴室には3種類程の浴槽、中でもモール泉ジャグジーが目を引きます。アメニティの洗料はpola、良い香りで満たされています。ここまではホテルのスパ、コンパクトな広さとなっています。室内にも整い椅子あり。いよいよサウナ室へ。木材のドアノブを引きます...



一瞬立ち止まってしまいました。
鬱蒼とした森林の香り
仄暗い明かり
熱帯林はこのようなものかという湿気
入場した時点で圧倒される雰囲気がそこにはありました。

2段、砂時計のみ、微かにBGM。ログハウス風。壁は今までの遠征の中でも特に使い込まれた古木でさかむけている箇所も。ウォーリュ用の白樺の輪切りが天の川のように壁に陳列されている。この、濃い木の香りは、ずっと使い込まれた壁をそのままに使用していることで生じているのだろう。

先客のセッティングもあるのか、熱気はフルボディ、熱応えあり。ウォーリュの緩徐な蒸散が蓄積されているのだろう、だが呼吸がしやすく苦しくない。
ロウリュをしてみる。...?蒸発する音がしない。案内をみると麦飯石を使用しているとあり、関係しているのかは不明。しかし徐々に確かな熱気が立ち上がってくる。石ではなくストーブ上の受け皿に水を入れる人もいたのだけど納得。

十分に暖まり水風呂へ。3人程のスペース。入ってみると、明らかに水質による特別な肌当たりを感じる!この軽やかさを伴う感覚、どこかで...

しきじ しきじではないか?

肌を刺す冷感がなく、柔らかく包み込む肌当たりでもない。ただただ身体が解放されていくような。しかしここは、それでいて厚みのある熱気をクーリングする水温17℃設定。札内川の伏流水、飲んでみる。衝撃の美味さだ!

露天風呂に行くと外気浴用の椅子が4脚。お世辞にも広いとはいえない。利用客が東京のように需要過多に陥っていないからこそ丁度良い。

サ室→水風呂→その場に飲用蛇口→外気浴。この動線がコンパクトに収まっており完璧。

再びサ室へ。ストーブ近くの上段へ。ふと、背中の壁に目をやる。

この部屋は、一体どれくらい長い間、利用者の暖まりの助けになったのだろう。そう思った時、この部屋は想いが宿っている気がした。

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他2件のコメントを表示
拝見してイキタイ欲が倍増しました。。。モヤモヤ〜
2020.10.10 13:48
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フロバントンさん、見て頂きありがとうございます✋イキタイと思った時が行き時だと思いますのでぜひ如何でしょう🙋 現在しきじの水と札内川伏流水の成分表を見比べて水風呂の謎を調べています。
2020.10.10 17:12
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しきじの水 硬度84 カルシウム25/L マグネシウム5.5/L ナトリウム7.1/L ph7.7 札内川伏流水(※) カルシウム、マグネシウム等17.6/L ナトリウム及びその化合物6.3/L ph7 硬度は分からず、令和元年平均値だと25となっている。
2020.10.10 17:12
0
↑移動中暇なのでざっくりと調べました笑 ※帯広市上下水道部の令和2年度水質検査計画によれば、「帯広の水道水は札内川の伏流水を水源とする稲田浄水場と...」と記載あり。稲田浄水場系の東11南2の給水栓が令和2年9月最新
2020.10.10 17:24
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硬度に関してはしきじ(高めの軟水)と札内川伏流水(中軟水)と軟水のカテゴリーに入る。phに関してはしきじ7.7(弱アルカリ性)、札内川伏流水7(中性)。近からず遠からずといっていいのか。こればかりは他の水質を調べて体験しないとなんとも言えないか...
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