五色湯
銭湯 - 東京都 豊島区
銭湯 - 東京都 豊島区
今流行のリノベーション銭湯。椎名町駅の近くと言う池袋近くのなかなか都心の立地。住宅街の中にひっそりとあります。
レイアウト自体は汎用的な銭湯。ロビーも極狭というところが、都心の銭湯らしいです。
いい施設です。午後10時過ぎにインしたのですg、人は思ったよりも少なく快適気味。
ロビーでは新品の木の香りが芳しく、脱衣所では真新しい畳の匂いが強くします。全面畳張りの銭湯は意外と珍しい。
全知的にシックでレトロで落ち着いた作り。照明も落ち着いており、雰囲気としてはデミ・改良湯みたいな感じ。銭湯の中では五本の指に入るほどの落ち着いた照明の銭湯です。
サウナ室も暗めなセッティング。ガスストーブで湿度もそれなり。ただガスストーブが炎かというくらい熱が直接来る。湿度がそれなりにあるのに、ここまで直接的に熱が来るのは珍しい。だから、ストーブの前とか本当に熱いのです。新品の木の香りもサウナ室に充満していました。でも、慣れると匂いがわからなくなる。不思議ですね。
水風呂は18℃。サウナ室前からは入れないというなかなか変わった導線。バイブラあり、これくらいの温度が一番長く入れてちょうどいい。実際に1セット目では長く入って、久しぶりに水風呂後にふらつくという経験をしました。
外気浴の空間がまたいい。ドアを閉めればそこには都会の中の静寂があります。明かりも抑えめで、浴場の光が遠くに見えます。インフィニティが1脚ありますが、競争率は高め。でも、他の椅子でも壁に首を預けることができます。
僕らの体は五年もあれば、体を構成する原子はすべて入れ替わるとのこと。ということは五年前の自分は今の自分の要素はなく、五年後の自分もまた今も自分の要素はないということです。ただ情報だけが受け渡されているわけで、自分は今しかいないのではないでしょうか。現に五年前の自分は自分のような気がしませんし、五年後の自分も自分ではないような気がします。そんなことを水風呂の揺らぎの中で、メガネの水滴の光の乱反射の中で思ったりしました。
そんな哲学的なことを思うこともあるのも、サウナの醍醐味ですよね。
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